戦国時代
歴史好きから戦国時代を好きになり、そして城を巡るようになる。 はじめは石垣や天守が残っている松本城・姫路城・犬山城などを訪れますが、さらに、はまりだして、土づくりの城の魅力にとりつかれる人たちが増えています。 そうしたお城ファンの道を進んで…
2017年2月に中公新書から刊行された 和田裕弘著『織田信長の家臣団ー派閥と人間関係』(中公新書)を書評しました。 織田信長の家臣団―派閥と人間関係 (中公新書) 作者: 和田裕弘 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2017/02/19 メディア: 新書 こ…
戦国武将の写真集が出るとしたら、肖像画よりも書状集ではないでしょうか。 そうした歴史マニアの心を揺さぶる本が出ました。(と言っても、刊行は2016年です) 歴史の学会雑誌を見ていて、書評が載っていて「欲しい」と思ったのですが、 価格は2万円。…
美濃の蝮・斎藤道三といえば、戦国時代の群雄割拠、下克上の象徴的な存在です。 司馬遼太郎の「国盗り物語」で、近江の油売りから一気に美濃一国の戦国大名にまでのし上がった栄達が描かれましたが、実は(同じような一代による国盗りとされる)北条早雲と同…
おんな城主直虎は、子役の活躍がすばらしく 「リフティング勝負(蹴鞠)している直虎子見て泣いた」と、知り合いのおじさんが話していました。 とはいえ、脚本・演技よければフィクションなのだからなんでもよし! とならないのが、われらが大河ドラマの大河…
武将ジャパンさんが戦国データーベースを作成中とのことで、依頼をもらい、大河ドラマ真田丸では近藤正臣さんが演じていた本多正信について書きました。 徳川家臣から散々な評価をされた本多正信・正純ですが、調べてみると、外部の人には信頼されていたこと…
信玄の戦上手といえば、No1は家康を破った三方ヶ原の戦いでしょう。 しかし、三増峠の戦いもおもしろい。 なにしろ、後ろを見せた武田軍と追撃する北条軍という三方ヶ原の戦いと同じ構図だからです、 と思っていたら、 三増峠の戦い~武田信玄が小田原北条氏…
うわー。日本人のための世界史入門 (新潮新書)の小谷野敦さんに言及された!(DISられ気味にw) 歴史中二病 - 猫を償うに猫をもってせよ 先日、本郷和人さんに、「東大史料編纂所の史料だけ使って日本史を書いてください」と言っていたのがいて、そんなこと…
たぶん共同通信かな。福島民友新聞のHPで下のような記事あり。 秀吉の賤ケ岳合戦指示書展示 滋賀・長浜城歴史博物館(05/11 12:49) 1583年に羽柴(豊臣)秀吉と柴田勝家が戦った賤ケ岳の合戦で、秀吉が戦場に向けて具体的な戦略を指示した古文書が見つ…
いつ結婚するの? いまでしょ!ですませればいいんですが、昔は何歳で結婚したのかという話が一部で盛り上がっています。 その解答は、学術的な研究を反映させたすんばらしい記事がでているので、こちらを読んでもらえばいいです。 歴史人口学から見た江戸時…
きのうのNHK歴史秘話ヒストリアは伊達政宗でした。関ヶ原の合戦時に、政宗は会津の上杉と戦うのですが、その理由がなんとなんと「山形に帰った母を助けるため」という口ぽかーんな展開。。。 全体的には教科書的(伝統的)な政宗史だったので無難かつ半分う…
photo by Canadian Pacific 発売直後に注目の歴史本として紹介してから、なかなか書評できなかったのですが、どうしてかというと、奥が深いので、言葉にできなかったのです。 いや、言葉でリアルな姿を表現するのができなかったというか。 自分の文才に見切…
1615年の大坂夏の陣で死んだ名将・真田幸村が、みずから首を差し出したのではなく、戦場の混乱で殺されていたという説を、読売新聞がきょう(2013年2月25日)紹介しています。 戦国マニアでは常識ですが、「幸村」という名前での確実な史料はありません…
たんたんと考古学ニュースを書いていたかったのですが、そこに飛び込んできた プッチンプリンの大ニュース [rakuten:kenkouya-webshop:10001390:detail] グリコのプッチンプリンが1972年の販売開始からのシリーズ累計販売個数は51億個を突破し、ギネス記録に…
戦国時代の根本史料である京都吉田神社の神主・吉田兼見(かねみ)(1535〜1610年)の日記「兼見卿記(かねみきょうき)」のうち、これまで知られていなかった(原本ではなく筆写された)文書69点が、東京大学史料編纂所で「発見」されました。 き…
河原ノ者・非人・秀吉作者: 服部英雄出版社/メーカー: 山川出版社発売日: 2012/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (15件) を見るきのうのエントリー書評の続きです。 前回は秀吉がストリートチルドレンだったということですが…
九州の戦国史研究の第一人者服部英雄・九大名誉教授の大著『河原ノ者・非人・秀吉』(山川出版)は、今年(2012年)刊行された歴史書の中で、まちがいなく一番の話題の本といえるでしょう。河原ノ者・非人・秀吉作者: 服部英雄出版社/メーカー: 山川出版社発…
「じゅらくよ〜ん」というのは、温泉のCMで、恵美嘉樹も小さいときこのフレーズだけは知っていました。なんだか分からないけど淫靡な雰囲気。。。なので、「秀吉が作った聚楽第」と初めて聞いたとき、↓のようなイメージを浮かべてしまった、15の夜〜関連記…
photo by norio.nakayama天空の城として有名な兵庫県朝来市の「竹田城」を朝来市商工会が22日から29日まで夜間ライトアップします。商工会HPより 期間限定で竹田城跡ライトアップを行います。 平成24年12月22日(土)から29日(土)までの8日間、午後5時…
=写真は東京新聞岐阜県岐阜市の金華山(岐阜城跡)の麓で発掘中の織田信長居館跡から、金箔瓦が発掘されました。 岐阜市教委が26日に発表し、各紙が報じています。これまで金箔瓦の初めての使用例は、岐阜城の次ぎの信長の居城である安土城(滋賀県近江八…
岐阜城のふもとにあった信長の居館跡の発掘調査で見つかった庭園の池は、長良川の川石をベースに、京都から持ち込んだ庭石を使っていたそうです。 写真は東京新聞より ルイス・フロイスの「日本史」の記述を裏付ける発掘成果です。フロイスの見た戦国日本 (…
日本中、検定だらけですが、意外にもありそうでなかった伊達政宗検定が12月に始まるそうです。 Webからは、3級と2級の練習問題があります。 http://www.kentei-uketsuke.com/datemasamune/ 緊張しながら挑戦。 3級は楽々でした。考えることなく、ぽちぽ…
野田首相が党首討論で突然「解散」を表明したのは、誰しも驚きました。 一番、驚いたのが自民党の安倍総裁だったようで、1対1の戦いとしては、野田首相の奇襲が成功したというのが、おおかたの見方でしょう。 では、この「奇襲」が局面を打開するまでのも…
「最速レビュー」言ってみたかったフレーズです。よくビジネス書評ブログやiPhoneブログなどで見かけますが、歴史本なら、実は無競争? 先日(11月14日)のエントリー「もしも、さおだけ屋はなぜ潰れないのかの著者が加賀藩御算用者で武士の家計簿をつけ…
きょう「真説・信長の城の落とし穴、浅井長政の失敗」は、3本の記事から成っています。 指輪物語(ロードオブザリング)もビックリの大スペクタクルをどうぞ!!
11月12日の歴史ニュースアラカルトでさらっと触れたニュースですが、きのうのNHKの歴史秘話ヒストリアに触発されて、もう一度チェック!「浅井長政が姉川合戦で親族を戦死させた臣下への感謝状公開」というニュースがありました。
あおりタイトルです、ハイ 昨晩14日のNHKの歴史秘話ヒストリアは「魔王が棲(す)む魅惑の城〜最新研究!織田信長 美しき城づくり〜」事前の告知では「引っ越し大好き信長」というテーマでしたが、ずいぶんドラマチックになりましたね。歴史秘話ヒストリアと…
=一乗谷遺跡(福井県HPより) 福井県埋蔵文化財調査センターは13日、戦国大名の朝倉氏の本拠地、一乗谷遺跡から、金鉱石を加工(製錬)した痕跡が見つかったと発表しました。戦国時代の金は、加工しやすい砂金(沙金)が主だったと言われていました。より…
利家とまつ 加賀百万石物語 完全版 第一巻 [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2003/10/24メディア: DVD クリック: 26回この商品を含むブログ (9件) を見る 金沢城といえば、兼六園が有名ですが、城を挟んで反対側の一角にも、こぢ…
映画「のぼうの城」はやっていますね。少なくとも当ブログへのリンクは、「のぼうの城」での検索が多いのです。 関連記事「(映画の動画あり)のぼうの城で「でくの坊」は石田三成だった説のウソ」 で、のぼうの城の舞台である小田原攻めに関連した人をちょ…