武田信玄の妙技ひかる三増峠の戦いについてφ(..)メモメモ
信玄の戦上手といえば、No1は家康を破った三方ヶ原の戦いでしょう。
しかし、三増峠の戦いもおもしろい。
なにしろ、後ろを見せた武田軍と追撃する北条軍という三方ヶ原の戦いと同じ構図だからです、
と思っていたら、
三増峠の戦い~武田信玄が小田原北条氏を返り討ちにした山岳戦で見せた「侵掠すること火の如く」の機動力 | BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)
現地を歩いた人のルポが載っていました。
これを読むと、北条軍の追撃戦だと思ったら、むしろ戦場では北条軍は待ち伏せしていたんですね。
追撃戦かつ有利な高所に布陣した北条軍は圧倒的に優位なのですが、信玄軍のまさに電撃によって、オセロのように一気に有利不利が変わってしまうのです。
鮮やかとしかいいようがありません。
地理の知識の少ない敵地であっても、優位なポジションを確保するというのは三方ヶ原の戦いでも見せた信玄の驚愕のスキル。
マンガ「黒子のバスケ」でも出て来るような鷹の目(俯瞰できる目)を持っていたのでしょうかね。
また、定説ではこの戦いで北条軍は大量の戦死者を出した大敗だったとされていますが、いっぽうでたいした被害はなかったという説もあります。
この戦いの実際の地形での各軍の動きを見る限り、北条氏は「大きな魚を逃したが、負けてはいない」というくらいにも思えました。