歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

幕末

坂本龍馬が「新国家」と言ったという新出史料は怪しいと思う

坂本龍馬の新しい書状が見つかったそうです。 この手の来歴のわからないものについては、とりあえず「怪しい」と思うのが、歴史にたずさわるものの流儀だと思うので言っておきます。(というか、偽物の話が大好き) 大政奉還から150年という年に合わせて…

龍馬暗殺の真犯人は変則二刀流の達人。その名も「桂三枝」っぽいぞ?!

きのう、ああ、もうおととい(2013年5月8日)ですね。NHKの歴史秘話ヒストリアは「坂本龍馬 暗殺の瞬間に迫る〜最新研究から描く幕末ミステリー〜」というテーマでした。 ポイントは、 実行犯は幕府の警察組織「見廻組」(コントロールしていたのは京都守護…

悲報!「武士の家計簿」の磯田道史が引退()! なので磯田道史著作特集!

松井秀喜選手も引退してすぐに国民栄誉賞をもらえたので、磯田さんにも文春栄誉賞が贈られることでしょうか。 毎週楽しみにしていた磯田道史さんの週刊文春の連載「古文書ジャーナル」が先週で終わっていました。。。ガーン 連載期間はわずか半年ほど。爆弾…

【現代語訳】八重の桜従軍記@戊辰戦争・会津の決戦【第2回・籠城編】

NHK大河「八重の桜」対抗(笑)連載の、山本八重の従軍記の2回目です。 1回目はこちら前回は、城に入城するまで、今回は籠城し、兵站などの後方での女性たちの戦いです。64歳の新島八重が明治42年(1909年)11月の「婦人世界」という雑紙に載せ…

【現代語訳】八重の桜従軍記@戊辰戦争・会津の決戦【連載スタート・1回目】

今晩(2013年1月13日)はNHK大河「八重の桜」の2回目ですが、恵美嘉樹は大河ドラマに対抗して(笑)、山本八重の連載(たぶん全3回)を始めます。歴史ニュースサイトとして初の試みです。その名も、「現代語訳 八重の桜従軍記」!! 2回目【籠城編】 過去…

【初回21%越え】NHK大河ドラマ「八重の桜」離陸!先行機(平清盛)の初回から浮上せずは避けられるそう?【口コミ・評判・感想】

八重の桜 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)作者: NHK出版,山本むつみ,NHKドラマ制作班出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2012/12/20メディア: ムック クリック: 39回この商品を含むブログ (21件) を見る恵美嘉樹は純粋に幕末、とくに白虎隊のドラマが好きな…

【大河ドラマ直前】WEB上、最良まとめ「山本八重と戊辰戦争」【10分動画付き】

参考 同志社大特設ページ「新島八重と同志社」 八重の人生は、みずから自伝(おそらくライターによるインタビュー)『新島八重子刀自古談』が残されており、戊辰戦争のことも含めて数多くの記憶と記録が残っています。 【八重の人生】 (1845〜1932) 幕末の…

【大河ドラマ】暴走する「八重の桜」【出版界は柳の下にどじょう1000匹】

あす(2013年1月6日)、NHKの大河ドラマ「八重の桜」が始まりますね。 恵美嘉樹も東北の復興に少しでも役立つならと応援しています。では、ありますが、毎年のことですが、大河ドラマ狂想曲@出版界には、正直・・・なところがあります。昨日(2013年1月3日)の…

【イギリス発】江戸時代は化粧によって滅亡しました

2012年12月13日、英紙「Daily mail」が日本の侍は化粧によって滅んだという記事を載せていました。 「いかに日本のサムライ階層はメイクアップ毒で子孫を壊滅していったか」-Daily mail12/13 photo by mazgrp 日本のサムライは、化粧(MAKE UP)によって滅ん…

戊辰戦争で、官軍が会津盆地へなだれ込む直前の状況を記した記録が「発見」された。

戊辰戦争では、白虎隊員ふくむ会津藩、官軍など数々の証言が残っています。それもこんな一つ。 米沢藩は、会津と同盟を組んでいたので、藩主が城下にいても不思議ではない。しかもその投宿していたところが、来年の大河ドラマの山本八重さんちというのだから…

お金の歴史をたどって未来を予想?

金貸しの日本史 (新潮新書)作者: 水上宏明出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/12/16メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る唐突ですが、お金は大事です。だから、お金の歴史を読み解くことも大切にちがいありません。 そのため、…

堀内孝雄よ、永遠に!幕末の華、戊辰戦争の真実、、、ではなかったみたい。

戊辰戦争論 (歴史文化セレクション)作者: 石井孝出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2008/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る石井孝『戊辰戦争論』(歴史文化セレクション、吉川弘文館)1984年に同社から出たものの復…