歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

2016-01-01から1年間の記事一覧

天皇陛下とお食事会をした学者さんの話はたぶん明日の朝には消えていますから早く読んでおこう

「陛下に一本取られた話」 http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/skondo/saibokogaku/heika.html として、大阪大の研究者が天皇皇后陛下と一緒に皇居にまねかれてお話をした深イイ話を書いています。 陛下の人となりがわかってとてもいいお話ですね。 国民にも…

謀臣として名高い(悪名高い?)本多正信と西国最強の立花宗茂について書きました

武将ジャパンさんが戦国データーベースを作成中とのことで、依頼をもらい、大河ドラマ真田丸では近藤正臣さんが演じていた本多正信について書きました。 徳川家臣から散々な評価をされた本多正信・正純ですが、調べてみると、外部の人には信頼されていたこと…

春日大社の天井裏から名刀「延寿國吉」鎌倉北条氏が奉納か

奈良の春日大社で昭和14年に宝庫の天井裏から見つかっていた刀が鎌倉時代の北条氏が奉納した太刀である可能性が高いことがわかったそうです。春日大社が12月29日に発表しました。 春日大社は現在、20年に一度の社殿の式年造替(ぞうたい)の最中で、…

重要文化財にダンプで突っ込むのと無くしたことを20年隠していたことどっちが悪い?

みなさんはいかがですか? ちょうどここ数日にあった二つのニュースです。 法隆寺のほうが知名度がありますから、この業者のダンプカーのほうが「悪」として知れ渡っていることでしょうが、知っていて隠していた公務員である前橋市のほうがずっと「悪い」の…

武田信玄の妙技ひかる三増峠の戦いについてφ(..)メモメモ

信玄の戦上手といえば、No1は家康を破った三方ヶ原の戦いでしょう。 しかし、三増峠の戦いもおもしろい。 なにしろ、後ろを見せた武田軍と追撃する北条軍という三方ヶ原の戦いと同じ構図だからです、 と思っていたら、 三増峠の戦い~武田信玄が小田原北条氏…

門田隆将さんの新刊『汝、ふたつの故国に殉ず』を書評しました

大好きなノンフィクション作家、門田隆将さんの新刊『汝、ふたつの故国に殉ず』を読みました。 けっして戦前の日本がすばらしい、戻るべきだ、と賛美するわけではないのです ほかのアジア諸国に比べると、当時としては比較的ましだったというだけかもしれま…

真珠湾陰謀説の真相に迫る良記事。壮絶な国際スパイ戦争の実態がすごい

安倍首相が12月26、27日、ハワイの真珠湾にオバマ大統領とともに訪れます。 真珠湾攻撃といえば、「陰謀論」。 ルーズベルト大統領が日本が攻撃することを知っていたのに、あえて「奇襲」させることで、米国世論を第二次世界大戦への参戦へと誘導した…

薬師寺東塔は奈良時代の新築か?それとも藤原京からの移築か

国宝の薬師寺東塔の修理中に、心柱と天井板2枚の木材を調べたところ、伐採年として710年の平城京遷都を遡ることはなく、奈良時代の730年頃に建てられたという報道が12月19日に各紙でありました。 www.asahi.com 「凍れる音楽」と称される奈良・薬…

ひとときの連載「パノラマ日本史」28回で完結!

お久しぶりです。 恵美嘉樹です。 はてなダイアリーをしばらく放置していましたが、このたびはてなブログへ移行してみました。 簡単ですね。ぽちっと押すだけです。 ただ、はてブの移行はしばらく待ってみようと思います。 さて、東海道新幹線のグリーン車に…

ひととき2016年11月号の「日本史パノラマ」27回は井伊直虎について書きました

東海道新幹線のグリーン車の車内雑誌「ひととき」で連載している「日本史パノラマ」 2016年11月号(10月20日刊行)では、17年の大河ドラマ井伊直虎について「尼僧の領主、直虎」として書きました。

ひととき2016年10月号の「日本史パノラマ」26回は「蒙古襲来の実態」

東海道新幹線のグリーン車の車内雑誌「ひととき」で連載している「日本史パノラマ」 2016年10月号(9月20日刊行)では、「蒙古襲来の実態」をテーマに書きました。