織田信長の岐阜の居館跡から庭園の遺構が見つかる
岐阜城のふもとにあった信長の居館跡の発掘調査で見つかった庭園の池は、長良川の川石をベースに、京都から持ち込んだ庭石を使っていたそうです。
写真は東京新聞より
ルイス・フロイスの「日本史」の記述を裏付ける発掘成果です。
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岐阜市の岐阜公園内にある「織田信長居館跡」の発掘調査を進めている同市教委は、金華山ロープウエー乗り場南側で庭園の池の跡を発掘したと発表した。庭園遺構は5カ所目。一帯は3000平方メートルを超える巨大な庭園だったことが6年がかりの調査で浮かび上がってきた。
池の跡は、南北7・5メートル以上、東西6・1メートル以上、深さ約35センチ。池の中には、庭石が5カ所抜き取られた跡があった。石材は緑色の高級庭石「青石」で、京都の庭園に使われたとみられる。美濃地方では産出されていないため、遠方から運ばれたらしい。池の底には小石が敷き詰めてあった。北東の隅に炭化物が流れた跡があり、小さな滝が造られていた可能性が高いという。
(略)
1569(永禄12)年に信長居館を訪れたポルトガル人宣教師ルイス・フロイスの書簡に残る「居館から庭園を眺めた」という記述を裏付ける遺構がまた一つ見つかったことから、市教委は全容解明に近づいてきたとしている。
(略)
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