歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

「欧州最古の町」の続報記事登場!

先日、マスターキートンさんがうちに欧州最古のドナウ川文明を見つけました、とのエイプリルフール風の記事を書きましたが、そのもとネタのブルガリアでの6500年前の「欧州最古の町」について、当初の記事では、詳細がほとんど分かりませんでした。
(それで、漫画ネタにしてしまいました)

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ナショナルジオグラフィックが、かなり詳細な解説記事を載せています。
全文は、そちらでどうぞ。

一番知りたかったのは、「なぜサルニツァータ遺跡を町と判断したのか」でしたが、

集落を囲む高さ3メートル、厚さ1・8メートルの石壁

がその証拠のようです。


同時代(日本では平和な縄文時代)にこの地域ではすでに「戦乱」状態のようで、まわりの遺跡からは木の柵などの防御施設が見つかっているそうです。いってみれば日本なら弥生時代

なぜはるか昔に壁を作れたかというと、塩作りで豊かだったからではないかとしています。

もちろん、これで町とは言えないでしょうという意見もあるようです。
町説だと人口350人、町じゃない説だと人口150人だそうです。簡単にこういう人口推計を出しちゃうことに、ヨーロッパの考古学界大丈夫かいぃ?とも感じましたが笑

ヨーロッパは、この「町」から1000年後にギリシア文明が生まれます。日本はその時、まだ縄文時代で、ストーンサークルつくっています。

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