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歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

中世を作ったのは中央の貴族か、それとも地方か

原稿が今月ようやく終わり、半年で2冊分を書き上げました!
というわけで、ブログも再開したいと思います。

でもいきなりがんばると続かないので、ちょっとずつ・・・。

なのにいきなりハードな本です。

中世の系譜―東と西、北と南の世界 (考古学と中世史研究)

中世の系譜―東と西、北と南の世界 (考古学と中世史研究)

小野正敏、五味文彦、萩原三雄『中世の系譜』(高志書院)2500円なりです。

どうしてこの本を買ったんだろう、しばらく思い出せなかったのですが、古代史本を書くときに古代といっても限りなく中世に近い、つまり平安時代後半、について調べていたときに買ったのでした。

その時には使えませんでしたが、この本のテーマは古代から中世に移り変わりについてです。時代の切れ目は、とてつもなく面白いは言うまでもありません。
一般的にはそのハイライトは源平合戦ですよね。

でも、この本は中央貴族の平家と源氏ではなく、地方からの視点でこの時代をとらえようとしているのが特徴で、新しいところです。

平安時代以降、仏教が大流行しますが、その証しでもあるお経を高いところに埋めた経塚。みなさんの住んでいる土地にもきっと、経塚山などの地名で残っているのではないでしょうか。

この経塚ですが、分布の多い地域が近畿(これは当たり前)に加えて、九州北部なのだそうです。

これにはどういう意味があるのでしょうか?
これから読み込んで考えていきたいと思っています。

編著なのですが、一本目の論文が「墓塔の成立過程」ですから、骨が折れそうですw