アンコールワットは黄金色だった(動画あり)
写真はアンコールワット
東南アジア史をちょっとやっていると、このことは常識なのですが、カンボジアのアンコールワットの茶色いむき出しの状況が有名なので、どうもピンと来ない人も多いかもしれません。
現在のタイの寺院と同じような雰囲気だったのです。
写真はタイの寺院
また、もっと根本的な問題として、灼熱と強烈な紫外線によって、定期的にメンテナンス(色塗り)をしないと色が保てません。それは神社の朱でも同じです。
世界遺産アンコールワット遺跡群、実は黄金色や極彩色だった!?『地球ドラマチック』
海外のよりすぐりのドキュメンタリーをお届けする『地球ドラマチック』(NHK Eテレ)。10月27日(土)の放送は「奇跡の寺院 アンコールワット〜クメール王国の栄光〜」と題しお送りする!12世紀から13世紀にかけて、インドシナ半島では、最盛期を迎えていたクメール王国が当時としては世界最大級の都を築いていた。その世界遺産アンコール遺跡群をひと目拝もうと、世界各国から参拝客と観光客を多く集めている。今では、苔むした灰色の石の建築物で知られる遺跡群だが、築かれた当時は、黄金色や極彩色に飾られていた可能性が高いことが分かってきた。
番組は、最盛期を築いた二人の王、スーリヤバルマン2世とジャヤーバルマン7世の時代のクメール王国に焦点を当てる。版図拡大の激動と悠久の王朝文化を再現ドラマで描き出し、クメール王国最大の繁栄期に、アンコール・ワットとアンコール・トムという二大遺跡が、一体どのように建築されたのかを紐解く。そして、遺跡にかすかに残る色素の痕跡や、当時の記述から明らかになってきた、当時の様子をCG映像で浮かび上がらせる。
今回は、韓国EBSが制作したクメール王国についての2本シリーズから、上記のポイントにフォーカスし、44分に再編集してお届けする。どうぞお楽しみに!