読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

真珠湾陰謀説の真相に迫る良記事。壮絶な国際スパイ戦争の実態がすごい

近現代

安倍首相が12月26、27日、ハワイの真珠湾オバマ大統領とともに訪れます。

真珠湾攻撃といえば、「陰謀論」。

ルーズベルト大統領が日本が攻撃することを知っていたのに、あえて「奇襲」させることで、米国世論を第二次世界大戦への参戦へと誘導したというものです。

陰謀論というと、本能寺の変の黒幕は誰々と限定!や東日本大震災はアメリカの超強力兵器によるものなど、わたしは「陰謀論」と聞くだけで眉唾と基本的に構えます。

歴史というのは、(地震はともかく)複雑な事象が折り重なっておきるので、簡単に「○○の陰謀で歴史が動いた」とはならないからです。

真珠湾陰謀説も、同じように、たいして調べもせずに、頭から疑いを持っていましたが、武将ジャパンでのジャーナリスト南如水氏の2つの記事を読んで、「ここまでやる」という国際スパイ組織の具体的な行動について、知りました。

bushoojapan.com

bushoojapan.com

参戦したいルーズベルトと、アメリカ議会のライバルで参戦反対派(アメリカの場合参戦反対=平和主義ではなく、孤立主義となるんですね。トランプ氏もそうですが)とのリーク合戦。

参戦反対派を追い落とすためにイギリス(イギリスとしてはアメリカに参戦してもらわないと困る)の諜報機関がやった情報収集のすさまじさと、それを使ってなんとヒトラーまで動かしてしまった罠。。。

うーん、こいつらすごい。

日本でも開戦直前に、イギリス大使館の情報担当部長が逮捕されるまでの空白の5日間など、記録に残らないすごいことがあったんだろうと思いました。

などなど、を読んでいくと、陰謀論はあったのか、なかったのかという私の中での結論は、

少なくとも「なかった」と言い切るのは、あまりにも呑気すぎるのではないかということでしょうか。

ただ、単純に「あった」というのもまた憚れて、多数の情報が飛び交う中で、少なくともアメリカのルーズベルトとドイツのヒトラーは「自分で決めた」。

一方で、どうやら日本は同じくらいのレベルの情報を持っていながら、天皇ではもちろんなく、東条英機首相がトップダウンで決めたとはおもえないというところでしょうか。

この記事では、ずばりの答えはまだ出ていないので、それぞれがあらためて「戦争のはじまりかた」を考えるいい機会になるのではないでしょうか。