ありえない長屋王木簡の謎やいかに
11月5日の日記で紹介した東野治之さん(ちなみに「ひがしの」ではありません、とうのです)が読売新聞の文化面にて、「長屋王『親王』表記の矛盾」との寄稿を載せています。
1987年に奈良時代に平城京の一等地に住んでいた超大物政治家、長屋王が天皇の子供や兄弟しか使えない「親王」という称号を使っていたことが、自宅(長屋王邸宅跡=現イトーヨーカドー奈良店)で見つかったことについてのプレーバックです。
おおざっぱに東野さんの論をまとめると、「昔の日本人は漢字の使い方がそれほど厳格ではなかった」ということでいいのでしょう。
漢字を読めない麻生首相が知ったらきっと喜ぶことでしょう。(連日、麻生さんをネタにしていますが、別に好きでも嫌いでもありませんw)
ちなみに、この長屋王木簡の矛盾となぞについては、恵美嘉樹も図説 最新日本古代史の「ありえない長屋王木簡」でばっちり書いています。そちらもあわせて読んでいただくとありがたいです。
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