【双龍伝】邪馬台国前の愛媛県で、ダブルドラゴン!の絵が見つかる
愛媛県今治市にある弥生時代の新谷森ノ前遺跡で、絵が描かれた土器が3点見つかり、そのうち二つに、二つの龍と一つの龍、別の土器には船が描かれていました。
時期は1900年前の弥生時代後期。つまり邪馬台国が1800年前とすれば、卑弥呼の3世代くらい前の時期でしょうか。
このプレ邪馬台国の時期には、対岸の岡山でも龍がかかれた土器が見つかっていますね。
そんなことで卑弥呼が岡山(吉備)出身か、なんて説もあるんです。
- 卑弥呼は吉備出身か 春成氏講演 おかやま歴史塾第11期が開幕 - 山陽新聞地域ニュース(キャッシュですけど)
ということは、今度は卑弥呼愛媛説もOK?
いやいや、卑弥呼の2代あとの女王は「イヨ」(トヨとも)ですから、「愛媛」=「伊予」=「イヨ」ということで、愛媛県さん、うどん県に対抗したらいかがですか?
冗談はさておき
この不思議な壺は、約50メートルもの長さの溝に、大量に廃棄された土器の一部でした。
お祭りをしてポイしたんでしょうね。
=愛媛県埋蔵文化財センターHP
また、近くの建物跡の柱の穴からは同じ時期の中国製青銅鏡「方格規矩鏡」の破片が見つかりました。
恵美嘉樹としては、卑弥呼の鏡といわれるのは、三角縁神獣鏡でなく、方格規矩鏡だと思うんですけどね。
時期的に、三角縁神獣鏡は弥生時代の遺跡で出ないという、単純かつ論理的な理由です。
詳細は愛媛県埋蔵文化財センターHPでどうぞ。
この本は、東瀬戸内海だけですね。瀬戸内西部のもいずれ出るとおもしろくなりそうです。