仙台藩の門松はちょっとファンキー、さすが伊達男
まちの色々なところに門松が見られるようになりました。
photo by Nemo's great uncle
20年くらい前のほうが、むしろ少なかったような気がします。
というのは、最近はマンションが多くなって、マンションの管理組合ならそれなりのお値段のする門松を置けるからです。個人宅では、ちょっとムリですよね。
高層化・近代化が伝統文化を逆に守るという。
この門松も、今でこそどこでもスタンダードなスタイルですが、江戸時代には各藩ごとの「色」があったようですね。
仙台藩の伝統的な門松が、伊達政宗のお墓「瑞鳳殿」(仙台市)で展示されていると報じられています。
それをみると、今みる形とはだいぶ違いますね。
江戸時代に仙台周辺で見られた伝統的な門松が、伊達政宗の霊廟「瑞鳳殿」(仙台市青葉区)で展示されている。この門松は、高さ約3メートルの2本の柱にそれぞれ松の木をくくりつけ、間にしめ縄をかけたもの。古い文献によると、江戸時代から、正月に仙台城や武家屋敷の門を飾っていた。仙台市博物館の学芸員が、数年がかりで昔の門松の調査を行い、1670年ごろには、仙台城の42か所の門全てに飾られていたことや、材料が仙台市泉区根白石から献上されていたことなどがわかった。仙台市近郊でも1960年代までは、わずかに残っていたが、現在では、ほとんど見ることはできないという。
(略)門松は、同市内の市歴史民俗資料館、仙台文学館で来年1月5日から、市博物館で同月9日から展示される。
(2012年12月25日 読売新聞)
加賀百万石の金沢藩なら、金箔で飾られた門松。
薩摩藩はなんの装飾もない竹1本でお正月が終わったら「チェストー!」と叫んでぶったぎる
とか、だったら面白いなぁ