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歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

母なる星「太陽」の謎に迫る名古屋大宇宙地球物理学系の教授・草野完也さんが、太陽フレアの予測方法を開発しました

震災・環境

photo:Burst around the Corner by NASA Goddard Photo and Video
 英語誌「アストロフィジカルジャーナル」(11月20日号)のWEBに掲載されています。

 太陽フレアは、太陽の表面上でまるで龍のように大爆発する現象で、太陽系の中で最も強力で破壊的な噴火です。
 母なる星での変化は子たる地球へ影響しないはずはなく、電波が使えなくなったり影響があります。フレアによる直接的な歴史上の事象は、おそらく確認されていませんが、まず間違いなく、あったことでしょう。
 この太陽での大噴火がなぜ起こるのかは解明されていませんでしたが、草野教授の研究で、二つの磁気が数時間前に現れることが分かり、予知につながることが実証されました。ただ、論文を読むかぎり、理論的に分かっても、予知の実現化となるとそう簡単ではないみたいです。

 

地球規模での大停電や電波障害などの影響を及ぼす太陽表面の爆発現象「太陽フレア」は、前兆として2種類の特殊な磁場構造が出現し、その数時間後に発生することが分かった。名古屋大学太陽地球環境研究所の草野完也教授を中心とする東京大学京都大学の研究チームが、スーパーコンピュータを使った数値実験や人工衛星の観測データの解析によって発生のメカニズムをつかんだもので、フレア発生の予測など、正確な宇宙天気予報の実現にも貢献が期待される。

 太陽フレアの発生は、黒点の周辺に蓄積された磁場エネルギーの一部が、太陽コロナのプラズマエネルギーとして突発的に解放される現象として考えられているが、詳しいメカニズムは解明されていない。そのため、太陽フレアが「いつ」「どこで」「どれ程の規模」で発生するかを、正確に予測することはこれまで困難だった。

 研究チームは、太陽表面における「大規模な磁場のねじれ」と「小規模な磁場の変化」の相互作用を通して太陽フレアが発生するとの仮説を立て、海洋研究開発機構(JAMSTEC)にあるスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を使って、100通り以上の異なる磁場構造についての太陽フレア発生の有無を調べた。その結果、ねじれた磁場の中に「反極性型」と「逆シア型」の2種類の特殊構造を持つ小規模な磁場が存在したときに、太陽フレアが発生することが分かった。さらに発生する太陽フレアの規模は、大規模な磁場のねじれが強いほど大きくなることも明らかとなった。

(略)

 今回の研究は、太陽フレアの発生条件となる磁場構造を世界で初めて特定したもので、太陽磁場の観測を通してフレアの発生を数時間前に予測することも可能になるという。


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