歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

エレンに父から巨人が受け継がれた逸話明らかに!進撃の巨人18巻のあらすじネタバレまとめ

進撃の巨人は、ブームのさいに、もちろん読んでいました。
革命を成し遂げたあたりで、一服感があったので、そのまま数年、読んでいませんでした。

しかし、たまたま、コンビニで最新刊の22巻を見かけて、読んでみたところ、日本史だった話が世界史にまで展開するようなことになっていて、ビックリ。

すぐにキンドルで、この第二部的な話のはじまる18巻から読み始めました。

壁の先の世界がいっきに広がっただけに、話はその分、ややこしくなりました。

そこで、自分用にも情報を整理してまとめようとした次第です。

まったく未読者への考慮はない、ネタバレし放題ですので、読もうという方は、この記事を読まないようにしてください。

 18巻はキンドル版の奥書で2015年12月刊行です。

71話から74話までが収録されています。

 

革命によって政権を奪取した調査兵団は、エレンの巨人化を利用して、壁にあいた穴を塞ぎ、巨人に奪われた土地「ウォール・マリア」を再び取り返すという人類史上初の攻勢に出ることを決めます。(*ウォール・マリア領は人類がすめる3分の1を占める)

エレンたちは、エレンが巨人がなった秘密を知るために、訓練兵団教官のキース・シャーディスのもとを訪れます。

あの鬼教官は、じつは先代の調査兵団長だったのです。

シャーディスは20年前に、エレンの父グリシャを壁外で見つけた人物でした。

2人は仲良くなり、通う居酒屋の看板娘のカルラにほれます。グリシャは医者であるため壁の中でも医者として活躍。

一方、シャーディスも調査兵団長に出世。

しかし、カルラが選んだのは、グリシャでした。

シャーディスは新団長として、成果を出そうとするものの、これまでと同様に犠牲者ばかり出します。そうしたなかで、若手のエルヴィンは新戦術「長距離索敵陣形」を発明し、採用を促しますが、これを却下。

そしてまた作戦は失敗し、町に戻ってきた失意のシャーディスの目の前に男の赤ん坊を抱いたカルラがあらわれます。

赤ん坊つまりエレンを旧知のシャーディスに親しげに見せようとするカルラに対して、シャーディスは暴言を吐くのです。

「酒をついで男にこびを売る女に、偉業なんて理解できるか」(趣旨)

こう言いながら、シャーディスは気づいていたのです。自分自身が偉業を成し遂げられる特別な人間ではないことを。

そして、シャーディスは5年前に、調査兵団はじまって以来初めて、団長をエルヴィンに「生前譲位」しました。

そのとき、巨人が壁をやぶり侵入したあの悲劇の日が起こります。

シャーディスはグリシャと久しぶりに混乱の中で再開し、カルラやエレンたちをさがします。

「カルラ、どこだ。あの時の無礼を謝りたいんだ」とつぶやきながら。

その夜、避難所で見つかったエレンは、カルラが巨人に食われたことを告げます。

グリシャは、「母さんの仇はお前がうて」といって、エレンを森のなかに連れて行きます。そうです。巨人である自分をエレンに食べさせることで、巨人の力を移すためです。

シャーディスは、グリシャに「お前が討てばいいだろ カルラの仇を」と言います。もっともな疑問です。この理由は後の22巻での明かされる伏線です。

森に消えた2人。

しばらくして、森の中で閃光を見て、そこにシャーディスが行くと、グリシャはおらず、ただエレンが寝ていたのです。シャーディスはエレンがグリシャを食べたことはもちろん知りません。

ただ、シャーディスはエレンをもとの避難所に戻しました。

・・・・

回想がおわり、現在に戻り、シャーディスは、カルラに暴言を吐いたあとに、カルラが言ったことばをエレンに伝えます。

「特別じゃなきゃいけないんですか?

この子は偉大になんてならなくていい

この子はもう偉いんです。だってこの世界に生まれてきてくれたんだから」

愛した女が守りたいもの、それはエレン。

3年前に訓練兵団に来たエレンの怒りをたえた目を見たシャーディスは「父親の意志が受け継がれたこの子をカルラに代わって俺が守らなくては」との決意を秘めます。

それが、訓練時になぜか機械が壊れて立体機動の体勢をとれずに、除隊させられる間際までいったあの逸話につながります。

機械を壊したのは「エレンの母たる」シャーディスだったことが明かされます。

兵士にさせずに、ふつうの一生を終えさせようとしたわけです。

あの冒頭のエピソードに、こんなにたくさんの思いが込められたとは想定外でした。鬼教官シャーディスの曲がった形ながらも精一杯の愛に、涙が出ました。

 

 シャーディスの告白で、エレンの父グリシャ・イェーガーが壁の外から人類であることがわかりました。

壁の外から来た巨人の力を持つ人間といえば、アニ、ライナー、ベルトルトという壁の中の人類を滅ぼそうという敵ばかり。

しかし、グリシャは壁の中の人に協力的です。そこの違いはどこにあるのか?

調査兵団の目的に、グリシャがウォール・マリア内のシガンシナ区の家の地下に残した地下室が加わります。

そこには、100年前に初代レイス王が隠した本当の歴史(世界の記憶)があると思われるのです。

ウォール・マリア最終奪還作戦は、市民の歓声を受けて始まりまた。

通常の巨人が活動しない新月の夜に静かに進む調査兵団。

そして、明け方、とうとうエレン、ミカサ、アルミンの故郷に。

5年前に放棄されて廃墟となった壁に囲まれたシガンシナ区にとうとう戻ってきたのです。

なぜか巨人はいないが、ライナーとベルトルトがいた痕跡(焚き火をしてコーヒーを飲んだあと)が見つかり、待ち受けていることは判明します。

まず、第一にやることは、ウォール・マリアにあいた穴である、シガンシナ区の壁の穴をエレンの巨人の結晶化によってふさぐことに成功します。あっさりと。

だが、これは第一段階。

壁をやぶれるライナーとベルトルトの巨人が健在では、すぐに壊されるだけ。

彼らとの激突は間近です。

近くにいることは確実で、団員たちが周囲をさがすが見つけることができません。

捜索の指揮を任されたアルミンは、壁の中に空洞を作っている可能性に気づきました。

そして、ライナーの発見。

すかさず、リヴァイが首をさすが、切断間近でライナーは巨人化に成功してしまいます。

その瞬間、シガンシナ区の内部ではなく、外側に隠れていた獣の巨人率いる巨人たちがあらわれます。巨人側もやはり待ち受けて罠をはっていたのです。

団長のエルヴィンは言います。

「我々は互いに望んでいる

ここで決着をつけようと」

 

 

19巻のあらすじに続く

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