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歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

中二病と珍走族が垂涎のいかした名前のお寺「鑁阿寺(ばんなじ)」が国宝へ

 文化審議会がきのう(2013年5月17日)、建造物の国宝・重要文化財の指定を答申しました。(国宝1、重文9)
 文化庁の発表によると、国宝に決まったのが、栃木県足利市の「鑁阿寺」(ばんなじ)の本堂です。

 足利氏の居館跡に建てられた中世の密教本堂で、鎌倉時代最新の建築様式である禅宗様をいち早く導入した。後の宗教建築の構造と意匠に大きく影響を与えた。
 禅宗様の受容と定着の様相を示し、極めて価値が高い。
 また、様式の選択には明確な意図が認められ、我が国における外来新技術の受容のあり方を示しており、文化史的に深い意義を有している。

だそうです。
 1299年に建てられて、15世紀に改修され、今のような瓦ぶきになったそうです。

 文化庁注目の重要文化財は、東京都目黒区にある旧前田家本邸だそうです。


 旧加賀藩主前田家 16 代当主利為(としなり)が建設した本邸で、英国風の重厚な意匠を持つ洋館と迎賓施設に特化した和館からなり、敷地も良好に維持されている。昭和初期における貴顕(きけん)の生活像が表現された建物として高い価値が認められる。

 また、「尊経閣文庫」も重文です。加賀藩前田家に伝来した数々の国宝を含む歴史史料がそろう、歴史研究者にとっては宝の山。その宝物の「容れ物」も国の宝になるわけですね〜。
 正倉院宝物と正倉院の建物みたいなものでしょか。


そのほかの重文指定内定者たちです。

  • 開拓使工業局庁舎(北海道札幌市)


全焼の岡山の寺は指定解除

 一方で、昨年末に火事で全焼した岡山市金山寺は重文の指定から外されることも決まりました。