箱根駅伝も箱根八里の半次郎も、みんな平安時代の富士山噴火で生まれた
富士山というのは、活火山です。
かつて「休火山」という扱いでしたが、もう富士山については誤解させる休火山と呼ぶのは止めようとなっています。富士山だけでなく、全国の火山もいまや「休火山」はありません。
例えば岐阜・石川にまたがる日本3大霊山の白山もそんな一つ。
最近(3月25日)になって、ようやく対策協議会があわてて立ち上がったようです。
もはや「想定外」なんて使えませんからね。
白山の噴火に備え、石川県や隣接する岐阜県は、連携して避難計画を定める防災組織を25日、発足させました。石川、岐阜の両県にまたがる白山は、1659年に最後の噴火の記録が残っており、気象庁は観測が必要な全国47の活火山の1つに指定しています。
このため、石川県や白山市、岐阜県白川村など40の機関が参加し、白山の噴火に備えた火山防災協議会を発足させました。
初会合では、気象庁が発表する入山規制や避難準備など5段階の警戒レベルを白山周辺自治体の避難計画に盛り込むための対応を検討しました。
今後は、白山の噴火で被害が及ぶ範囲などをシミュレーションし、関係機関が連携して、避難できるよう計画案に盛り込むことにしています。既に岐阜県では、長野県にまたがる焼岳の噴火を連携して警戒しており、全国で、自治体の枠にとらわれない避難方法や連携が話し合われています。 (21:02)(ソース:HAB)
富士山は定期的に活動期に入りますが、その間隔は数百年くらい。
歴史上の記録があるのは、
1000年前の平安時代
その次が
500年前の室町・戦国時代
その次が
300年前の江戸時代
プレート型の大地震に連動するように噴火する傾向があります。
東南海地震のあとはとくに要注意です。
日本一の山の噴火についての影響度は半端ないです。
平安時代の噴火では「東海道」が封鎖されて、箱根の抜け道が幹線道になり、今に至るというお話を地震予測サイト「ハザードラボ」で連載中の「ハザード今昔」の4回目で書きました。
続きは、よろしければお読みください。
http://www.hazardlab.jp/think/news/detail/7/7/772.html
第四巻 富士山噴火〜平安時代編〜
正月の風物詩「箱根駅伝」で最もスリリングなシーンは、山の神が走る往路の第五区であろう。
目のくらみそうな急坂とカーブで繰り広げられるデッドヒートは、見ている方が苦しくなるほどの激しさ。昔から箱根が「天下の険」と呼ばれる理由がよくわかる。
この急坂、実は富士山大噴火のお陰で生まれたのをご存知だろうか?