歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

子供の目のクマはスポーツ性貧血かも(医療系まとめサイトはホント駆逐されてほしい)

WelqをはじめSEOによるネット広告を稼ぐための「医療系まとめ」サイトの迷惑さはいまさら言うまでもありません。が、実際に迷惑なので、

<比較的元気で熱もない体育会系の子供が、「目のクマ」や「頭が痛い」、「かかとが痛い」>

と言った、極めて限定的な症状だったケースを、わたし個人の経験から紹介します。

 

「子供」「目のクマ」で検索すると、ずらっとまとめ記事が掲載されています。

その中のものは、冒頭だけ「子供」と書いていますが、実際には、よくある女性の悩みまとめにある「クマには青くま、黒くま、赤クマの3種類がある」という内容がずらずらとコピペされて文字数を稼ぎ、さらにその下には、彼ら(まとめサイト作成者)にとっては重要なマネタイズである「ルテインサプリメント」を紹介する内容で締められています。

 

こんな情報はゴミであることは言うまでもないのですが、同じような内容がグーグルで1ページ目に出ると、探すのもいやになります。

 

さて、症状としては

・小学生

・ほぼ毎日スポーツクラブ

・運動会が終わった直後

・疲労が溜まっているような雰囲気

・かかとが痛いという

・頭が少し痛いという

・熱は平熱

目の下にクマ

でした。

 

親の判断としては「やりたくない病(気持ちの問題)かしら?」と思いつつ「どこかちょっとおかしい」と、ひっかりがありました。

 

そこで、冒頭のように検索したわけですが、なにも役立たず。

 

ほっておこうともしたのですが、気になるのが晴れずに、お医者さんと話す機会があったので(診療外ですが笑)

「熱ないから病院いっても無駄ですよね?」と聞いたところ

「貧血の可能性があるので、熱がなくても小児科で採血してもらうといいです」と意外なことを言われました。

 

熱なし=病院いっても待っているだけで風邪薬だされて終わり、みたいな先入観を持っていたからです。

 

なんでも「行軍血色素尿症」と言うそうです。

兵士たちが歩きすぎてかかとの部分で赤血球が物理的に破壊されて貧血になったことから命名されたそうです。色の濃い尿が出るのも特長だとか。

かかとに衝撃を与えることで赤血球が破壊されているとは想像もしていなかったです。

最近は行軍する人が少ないので「スポーツ貧血」とも言うようになっているようです。

赤血球が貧血レベルまで減っていると、安静にして時間とともに赤血球の回復を待つしかないようです。

あと、予防方法は靴にクッションを入れること。

うちは「俊足」的な1000~2000円くらいの安いシューズで、ふだんのランニングをしていましたが、ランニングシューズに買い替えました。アルペンのプライベートブランドの3000円台ですけど笑