古代史ファン急げ!1万円で吉備の鬼ノ城を保存できた上にお米20キロの「ふるさと納税」
「ふるさと納税」ではだいたい寄付金の50%をこえれば、「即寄付」となります。
12月末までは駆け込み寄付で、それほどたいした返礼品でなくてもみんな寄付してくれますが、1月になるととたんに熱が覚めるので、賢い自治体は1月にいいものを出してきます。
日本では換金率(?)が高いものは、江戸時代から「米」と決まっています!
いま、お米はだいたい10キロ、3000~4000円。
あいだをとって3500円としましょう。
つまり、1万円の寄付なら、15キロ以上なら優良な返礼品となります。
まして20キロとなれば7000円相当なら、70%はトップクラスの石高です。
定番の「ふるさとチョイス」でみたところ、
岡山県備前市
岡山県総社市
秋田県五城目町
茨城県城里町
などが1万円で20キロを、たいてい1月末まで数量限定でやっています。
なかでも、歴史ファンなら1択なのが
「岡山県総社市」
ほぼ1年先の11月に届くのですが。それはそうとして、
使いみちがすばらしいのです。
総社市は、その中央部に高梁川が流れ、豊かな自然環境が残る、水とみどりあふれるまちです。また、鬼ノ城をはじめ備中国分寺などの歴史遺産も数多く残っています。現在、総社市では「子育て王国そうじゃ」として子育て支援に取り組んでいます。
総社市に対し、「ふるさと総社を応援したい」「ふるさと総社をよくしたい」という皆さんの思いを寄附金という形で実現していただければと考えています。
応援メニューは下の表のとおり、4種類あります。
総社市といえば、なんといっても謎の古代山城「鬼ノ城」(きのじょう)!
わたしも最新著作(いつのだよw)『日本古代史紀行 アキツシマの夢』(ウェッジ刊)でこんな記事を書いていました。
これほど大規模な城を造った理由は何だったのか。これまでは、663年の白村江(はくすきのえ)の戦いで日本が唐と新羅の連合軍に敗北したのをきっかけに、連合軍が日本へ侵攻してくることに備えた、とする見方が一般的だった。ところが、建築時に使われた古代の物差しを復元した結果、鬼ノ城の南門が白村江の戦い以前のものであるとする説が出された。この解釈によれば、斉明天皇が築城したとする説に軍配があがる。
斉明天皇が、これほど手間のかかる鬼ノ城を作り上げた目的は、2万の兵たちの練兵にあったのだろう。日本軍が海を渡るのは、500年代前半の継体天皇以来、150年近く途絶えていた。
謎の古代山城・鬼ノ城や備中国分寺など数多くある文化財の活用と保存をはじめ、継承されてきた文化を守り、新たに創造された文化を育てます。
この史跡保存整備にふるさと納税を活用してもらうことができるのです。
ふだんから「もっと文化財保護に税金使ってほしいな」と思っていましたが、こんなにビンゴなふるさと納税はありません。
ほかにも文化財保護とお得な返戻品では、
ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] | 三重県度会郡玉城町 - H28年産 玉城産新米「伊勢ごころ」15kg
田丸城趾の整備、有効活用、文化財、伝統文化・伝統行事の保護、表現・創作活動の支援などです。
田丸城跡の整備に使ってもらうことができます。
本日は、三重県の田丸城も見学させていただきました。写真は本丸から二の丸へとつづく本丸の外升形。時代性を感じさせる整った出入り口の姿。田丸城は、国指定史跡になるべき城跡だと思います。 pic.twitter.com/mz0hdgr1Su
— 千田嘉博_奈良大学 (@yoshi_nara) 2016年7月24日
というように、今信長の息子の織田信雄の城として戦国ファンから注目されだしているお城です。
ふたたびですが、恵美嘉樹の最新著作!(*2014年刊)で鬼ノ城のはなしものっている↓の本もチョイスしてくださいませ!