【速報】運慶、快慶、そして等伯…春の国宝・重文指定だよ【画像】
春の国宝大指定!今回は鎌倉時代の彫刻家として有名な運慶・快慶が「源平合戦」にからんで作った仏像と、醍醐寺の文書の計3点が国宝指定となりました。(正確には内定。安倍文殊院のHPでは早くも「国宝」になっています)
きょう(2013年2月27日)発表の国宝の逸品をHPからキャプチャーした画像をドドンと紹介します。
快慶作「木造騎獅文殊菩薩および脇侍像」4体
奈良県桜井市の安倍文殊院蔵。
源平合戦で平家が燃やした東大寺大仏を再建する資金集めのために快慶が1203年から1220年にかけてつくったものです。
HPでは、早くも国宝とアピールしています。
5体でワンセットなのですが、ひとつだけ「最勝老人」だけ、文化庁のリリースでは国宝になっていませんね。
時代が新しいからですが、お寺では「5つすべて国宝!」と断じていますので、果たしてどうなることやら。幻の国宝となるか。
運慶作「 木造不動明王および2童子立像」3体、「木造毘沙門天立像」
静岡県伊豆の国市の願成就寺蔵
こちらも市のHPで国宝アピール!
こちらも源平合戦がらみ。1186年に運慶が北条氏のために造った仏像。
いなかの勢力だったのが突然、全国クラスの武士になった北条時政(1138−1215)の気合が満ちていますねぇ。時政は、頼朝の義父、政子のお父さんです。
醍醐寺文書聖教1セット
京都伏見の醍醐寺(世界遺産)がもっている平安時代から明治時代までの資料が約7万点てんこもりで。
こちらはすでに本堂や五重塔が国宝ですから、HPではあまり騒いでいませんね。
【追記】コメントありました
http://www.daigoji.or.jp/archives/comment.html