歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

人類最古の中二病的「妄想」は175万年前?【ひらめいたの始まり】


=アメリカ科学アカデミー紀要より
 怖いモノで、旧石器の考古学ニュース=まゆつば?と脊髄反射してしまいます。
 で、ニュースを見て、海外のものなら安心という・・・微妙な心境ですが、そう感じてしまうのです、脊髄で。
 やはり捏造事件の根は深いのです。

 各紙が、アフリカのエチオピアのコンソ遺跡で、175万年前に原人(ホモ・エレクトス)使った人類史上最古の「ハンドアックス」(握り斧)が発見されたときょう(2013年1月29日)報じています。
 見つけたのは、東大総合資料博物館など日本とエチオピアの合同チームで、アメリカ科学アカデミー紀要(電子版)に28日付けで発表しました。

 折り紙でも粘土でも、人間はものを作るときに完成形をイメージしながら作りますよね。
 この「イメージ」化というのが、これまではせいぜい100万年前に獲得した「技」だろうと考えられてきたのが、今回の発見によって、いやいや175万年前という初期の原人さんからやっていたんだよ、というのがこのニュースの肝です。

 中二病の起源が175万年前まで遡ったわけです



 =朝日新聞の紙面をキャプチャー
 並べるとだんだんと進化していたことがわかります。ゆっくりとゆっくりとながら。
 そうすると、いったい誰が(どの原人が)どうやって、初めて、脳みそのひらめきを体験し、それをまわりに伝達したのかが気になりますね。

 最初は、中二病ですから、まわりからは「なにやってんの、あいつ?」
みたいにバカにされたに違いありません。