【中二病的考古学ニュース】弥生時代の吉備王は弓の達人!ダブルウイングアロー!【岡山・南方遺跡出土の双翼式銅鏃の続報】
photo by Out Of Chicago
きのう(2013年1月23日)の歴史ニュースウォーカーでも速報したように、きょう24日になって、ジワジワとNHK(リンク先に動画あり)をはじめ
各マスコミ、ネットでもその重要性に気付いてきたようです。
「双翼式銅鏃(そうよくしきどうぞく)」という名前も中二的な響きがあっていいですね。
まずは歴史ニュースウォーカー恒例の各マスコミでの、専門家コメント集です。
岡山市教育委員会文化財課の安川満副主査は「中国製の貴重な矢じりを手に入れるほど力を持った人が岡山にいたのではないか。当時の中国との関わりを知る考古学上、貴重な資料だ」と話しています。(NHK)
銅鏃を実見した小林青樹・国学院大栃木短大教授(東アジア考古学)によると、「戦国の七雄」の強国・燕の王都(河北省)といった「中国文明の中心地域に分布する希少なタイプ。朝鮮半島にも確認例はない」という。(山陽新聞)
国学院大栃木短大の小林青樹教授(東アジア考古学)は「これまで弥生時代の文化は朝鮮半島の影響が強いと考えられてきたが、中国の影響があったと分かったのは大きな発見」としている。(共同通信)
小林教授によると、実用の武器ではなく、死者に副葬するなどの儀礼用らしい。(朝日新聞)
岡山大の松木武彦教授(考古学)は「国際的な交流拠点だった可能性がある」と話す。(朝日新聞)
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