歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

ヒッタイト帝国の高貴なる姫君、その名は「垂る墳だべや」(と日本語で書くとあんまり美女っぽくありません)【トルコ】

すごく記憶がおぼろですが、小学生くらいのころに歴史マンガを読んでいて

ヒッタイト帝国だ!」と逃げまどう人々、鉄の武器をもった「鉄の帝国」ヒッタイト人が攻めてくる絵柄があったような・・・

なんか、その絵が忘れられません。絵というより、セリフだけ。

数ある海外発掘隊のなかでも、世界的に有名なのが、トルコで発掘をしている中近東文化センター(東京都三鷹市)付属のアナトリア考古学研究所です。

今年なくなった三笠宮寛仁殿下が支援されていたことでも有名です。

かつてベストセラーになった

の著者、大村幸弘さん=写真は研究所HP=が所長さんです。

この『鉄を生みだした帝国―ヒッタイト発掘』は、プチ・シュリーマン的なのりで、けっこう熱くなって読みましたが、そうですか、もう30年以上前の本ですか(遠い目)

古代への情熱―シュリーマン自伝 (新潮文庫)

古代への情熱―シュリーマン自伝 (新潮文庫)

いま、研究所では、石造りのヒッタイトの城塞都市「ビュクリュカレ遺跡」を発掘しています。
そこで、紀元前14世紀の象形文字が刻まれた印(約2センチ)が出土しました。印は封印に使うもので、中国の金印と同じ用途です。

刻まれた名前は、「タルフンダウィヤ」という女性だそうです。

たるふんだう゛ぃや…

うーん、あんまり美人が想像できない。垂れたふんどしが頭に浮かぶ!!すみません!

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