【ミイラ画像】エジプトのファラオ暗殺「未遂」事件は成功していた?ラムセス3世の首が掻き切られていた【叫ぶミイラは息子】
古代エジプトのファラオ「ラムセス3世」が、パピルスに書かれた古文書のとおりに暗殺されていた可能性が高いと、きのう(2012年12月18日)エジプトの各メディアが報道しました。
暗殺は成功したものの、その後継者は3世が選んだ人物がついたため、クーデター(政権奪取)としては失敗だったようです。
=写真はAFPBBに加筆
ラムセス3世は「生き神さま」とあがめられた強力なファラオで、ルクソール(テーベ)のナイル川西岸にある葬祭殿(Medinet Habu)で有名です。その天井や柱には、ラムセス3世が戦争や狩りをする様子が、彩色された浮き彫りで描かれています。
photo by Sebastia Giralt
AFP通信で、「古代エジプトの王殺し、科学技術で3000 年の謎解ける」として詳報しています。
詳しくは本文を読んでいただくとして、
法医学技術を用いた研究によって、ラムセス3世は狡猾な妻と野心家の息子が放った刺客、あるいは暗殺団の手にかかり殺された可能性が示唆された。
ラムセス3世のミイラのCT画像によると、王の気管と主幹動脈は裂けており、傷は左右7センチにわたり、深さは脊椎にまでほぼ達していたことが分かった。
また「叫ぶミイラ」として知られるミイラは、ラムセス3世謀殺の後におそらく自殺を強要された息子である可能性もあるという。
喉をかき切られたのは死んでからだった可能性もあるが、古代エジプトのミイラ作成技術にはそうした方法はまったく記録されていないことから、その可能性は非常に少ないと研究チームは述べている。
歴史を見れば、王位継承に横やりを入れようとした者たちの策略は失敗に終わった。
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【カイロ時事】約3200年前の古代エジプト新王国時代第20王朝のファラオ(王)ラムセス3世は、のどをかき切られて暗殺された可能性が高い−。
(略)ミイラのコンピューター断層撮影(CT)で、こうした研究結果が明らかになった。18日付のエジプト各紙によると、博士らがラムセス3世のミイラをCTで調査したところ、幅7センチに及ぶ深い切り傷が首にあった。傷は鋭利な刃物でできたとみられ、即死状態だったと推測されるという。
パピルスに記された古文書では、王家内のクーデターでラムセス3世の暗殺未遂事件が発生。暗殺の成否は不明とされていたが、息子ペンタウラの王位継承を謀ったラムセス3世の妻やペンタウラらが死刑などになったとされる。
(略)
なのだそうです。
ファラオの呪いの真実についてはこの本がオススメ