自民圧勝を予言?一の宮のお祭りで80年ぶりの異変! あの考古学界期待の国会議員の運命はどうなった?【週刊歴史ニュースアラカルト3号】
創刊3号の週刊「歴史ニュースアラカルト」いってみましょう!
総選挙は「無視」のつもりでしたが、「戦後最低の投票率」となると、一応「歴史上の事柄」なので触れておきましょう。
なんといっても、恵美嘉樹が(歴史・考古学界的に)注目していた「考古学界唯一の族議員」馳浩は!?
(石川)1区では、馳氏が自民支持層や、推薦を受けた公明の組織票をまとめ、逆風にさらされ た奥田建氏(民前)に5万票余の大差を付けて県都の議席を奪い返した。
北国新聞
圧勝!パチパチ どうぞ文科大臣になって、歴史学界に200兆円の投資をよろしくお願いいたします。
なぜ彼が「族議員」かというと、
考古学ジャーナル増刊 遺跡公園見て歩る記 2012年 10月号 [雑誌]
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- 今週のトップニュースは「古墳時代の群馬のよろい男」
選挙よりも歴史ニュースとして盛り上がったのが、12月10日に発表された群馬県渋川市の金井東裏遺跡で、榛名山の火砕流に巻き込まれた古墳時代のよろいを着た男性の発掘です。考古学もので新聞の号外が出たというのはかなり珍しいのでは。
当ニュースブログでも図解から動画まで、再三取り上げています。
- 12/10【号外も出た】群馬で古墳時代の甲を着たままの人物が火山灰に埋まっていた!日本初!【日本版ポンペイ】
- 12/11【動画あり】写真を図解して見るよろいを着た人物が発掘された群馬県渋川市の金井東裏遺跡
- 「12/13【図説】コザネヨロイってなんぞ?群馬に甲冑マニアと古墳マニアが集結【説明会の動画】」
- 12/14「【短い続報】NHKニュース9で群馬の甲着たまま男が報じられる」
- 12/16「選挙ネタと見せかけて、大河ドラマ最終回をかすめて、やっぱり群馬の甲男子ネタです」
- 12/21【日本版ポンペイ続報】また火砕流の火山灰から人骨が出た【群馬・金井東裏遺跡】
- のぼうの城の真実を知りたくない人はクリックするなかれ
のぼうの城は、電子書籍ランキングでも今年2位だったそうです。1位は天地明察で、これまた歴史もの!
歴史ものと電子書籍は相性がいいのでしょうか。そうだとしたらうれしいですね。(リンク先では映画化が原因としていますが)
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のぼうの城は、舞台となった埼玉で経済効果が約38億円もあったとか、ないとか。
http://mainichi.jp/enta/news/20121215mog00m200034000c.html
武蔵野銀行関連のシンクタンク「ぶぎん地域経済研究所」の試算だそうです。
「あったとか、ないとか」でいえば、のぼうの城は、「本当のことなのかどうなのか」がみなさん気になるらしく。
当ブログで、歴史上の真実について書いたエントリーには、「のぼうの城 ウソ」「のぼうの城 史実」などの検索ワードでたくさんの人がご来訪しています。
そのエントリーは
[http://d.hatena.ne.jp/emiyosiki/20121031/1351649826:title=「(映画の動画あり)のぼうの城で「でくの坊」は石田三成だった説のウソ」
] です。
- 怒り!仏様は見ているぞ!
選挙期間中はテレビのニュースも「ある党の批判の声」なんて流さないですが、終わったとたんに、生々しい言葉を報道していて、そっちのほうが面白いです。民主党の有権者からの怒りの集め方は半端なかったですね。
と同様に、民主党を捨てて維新やら第三極にいった人たちへの怒りもまた凄い。小選挙区では元民主党で受かったのは、小沢一郎さんただ一人で、あとは全滅だったとか。
なかでも、維新にいってウハウハだと思われた熊本のホスト風の松野さんも小選挙区では落選。
前置きが長くなりましたが、その熊本県でトンでもない事件が!
なんと古墳を分かっていて無許可で削ってしまったのです。しかも、その工事主体が寺だという。
くまにちコム
ソースURL: http://kumanichi.com/news/local/main/20121216001.shtml
(熊本県)氷川町早尾の町指定文化財「大王山古墳第2号」の石室周囲に残る盛り土の一部が、町教委への許可申請がないまま近くの寺の庫裏建築工事で削られていることが15日、分かった。町教委の要請で工事は中断しているが、寺側は「庫裏の日当たりが悪くなるので石室の位置を下げ、公園に整備したい」として工事を続ける意向だ。
その一方で、同じ頃、熊本市博物館で、熊本市の発掘速報展で今年の成果
http://mainichi.jp/feature/news/20121216ddlk43040272000c.html
違う自治体とはいえ、「成果」よりも「破壊」をとめてーーーー!
たすけて馳浩さーーーーーーん
【世界遺産】
世界遺産の国内暫定リスト入りというのは、Jリーグなら、J1、J2の下のJFLクラスといっていいでしょう。
なかなかそこから抜け出すのは大変です。
ここのところ、この北海道、北東北の縄文遺跡群で、やたらシンポをやっているような気がします。
シンポはいいんですけど、復興予算が流用されていないかは気になります。もし、そういうことをして、世界遺産や文化、歴史への目が批判になると困るからです。
ぜひ関係者はあせらずに、遺跡のよさをひろめるようにしていただきたい。
読売新聞青森
ソースURL: http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20121215-OYT8T00999.htm
北海道と北東北3県にある縄文遺跡群の世界文化遺産登録を目指している「世界遺産登録推進本部」(本部長・三村知事)は15日、青森市安方の県観光物産館アスパムで、遺跡群の18遺跡のうち県内9遺跡の見所を紹介する講演会を開いた。集まった市民約70人は熱心に耳を傾けていた。
(略)
国特別史跡に指定されている青森市の三内丸山遺跡について、県教委文化財保護課の斎藤岳主幹は「デザイン性の高い土器が見つかっている。物作りへのこだわりが見え、この時代は安定した生活が営まれていたと思われる」と解説。
二ツ森貝塚のある七戸町教委生涯学習課の小山彦逸課長補佐は、交易によって各地から運ばれたと思われる黒曜石が出土していると紹介したほか、「貝塚のある地区には『貝塚さん』という名字の家が多くある」といった小話も披露した。
(略)
photo by Hadi Zaher
アフガニスタンの世界遺産バーミヤンで、タリバンが爆破した大仏のあった崖のくぼみが崩落しそうな危機だそうです。ダイナマイトで爆破したのですから、たしかに危険なのでしょうね。
なんとかこれ以上の破壊はないように、国際社会が支える必要があります。
そうだ、馳浩さんに支えてもらおう。物理的にでも。
世界遺産バーミヤンの大仏遺跡の壁が崩落の危機(中国新聞)
ソースURL: http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201212120205.html
アフガニスタン中部の世界遺産バーミヤン遺跡で、2001年に旧タリバン政権が破壊した大仏2体のうち、高さ約55メートルの西大仏があった「仏龕ぶつがん」と呼ばれる場所の岩壁が崩落の危機に直面していることが12日までに分かった。
西大仏の修復に当たっている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の協力機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)ドイツ調査隊のバート・プラクセンタラー氏は、共同通信の取材に「崩落は時間の問題。壁面などの補修が急務だ」と訴えている。
調査隊によると、(略)このまま放置すれば、冬場の雨や雪の浸透で壁面や天井部分の砂岩が数トン規模で崩落する恐れがあるという。
【弥生時代】
弥生時代の大集落というと、一般的には登呂遺跡や吉野ヶ里遺跡を思う人がいるかもしれませんが、規模の大きさでいうと、ここ高知県の田村遺跡や、愛知の朝日遺跡なんかがずば抜けて大きいのです。
特に高知県は、弥生末から古墳時代にかけての「ヤマト化」の過程のなかで、非常に存在感の薄い地域です。
しかし、弥生のはじまりのころには、九州北部と同じくらい先進地だったのです。
これはどういうことでしょう。
短絡的と言われるかもしれませんが、恵美嘉樹は南海トラフの地震津波が影響していると思っています。
弥生時代の建物跡28棟 南国市の田村北遺跡
ソースURL: http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=296690&nwIW=1&nwVt=knd
高知県埋蔵文化財センターは14日までに、南国市の「田村北遺跡」から弥生時代の28棟分の竪穴建物跡などが出土した、と発表した。田村遺跡群と合わせると全体で約500棟に上る見通しで、同センターは「付近一帯が全国最大規模の弥生遺跡であることが、あらためて裏付けられた」としている。
【写真】弥生時代の竪穴建物跡が多数見つかった田村北遺跡(南国市田村)
毎日新聞
http://mainichi.jp/feature/news/20121218ddlk39040581000c.html
今回の発掘調査で、同遺跡は南側に広がる田村遺跡群と一体のものであるとの見方が強まり、調査にあたった県立埋蔵文化財センターの池沢俊幸さん(48)は「両遺跡を合わせた面積は100ヘクタールを超え、竪穴建物跡は500棟近くとなる。弥生時代の集落遺跡としては全国最大級の規模と想定される」としている。<<
【一の宮】
能登一の宮「気多大社」の伝統のお祭りで、主役となる鳥「鵜」がとれずに八十年ぶりに不在のまま行われるというニュースをエントリしました。
鵜の動きによって来年を占うというお祭りで、この珍事の結果、その日、自民党大勝、民主党壊滅のニュースになったわけですが、鵜の不在はこれの予言だったのでしょうか。
信濃一の宮「諏訪大社」で覚えておきたいことはふたつあります。
一つは、四つの諏訪大社があるということ。四つそれぞれが並列関係です。御朱印もらうときも、それぞれに払わないといけません。下世話な話で恐縮ですが、御朱印というのは全国ほぼ「共通価格」で300円を納めて、いただきます。
そうしたなかで、諏訪大社は1社あたり500円、計2000円となります。(どうでもいいですが)
もう一つは、御柱という白木の柱を境内に立てるのはロケットではないかという説を書いた高橋克彦の小説「龍の棺」が、恵美嘉樹は好きですということ、ですかね。(もっとどうでもいいですが)
その4つの一つ「上社本宮」で、修復が始まるそうです。
長野日報
ソースURL: http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=27079
諏訪大社は15日、上社本宮(諏訪市)の幣殿、拝殿など国重要文化財6棟について、屋根の修復工事を行うと発表した。雨漏りするなど老朽化しているためで、銅板ぶきの屋根を修理する。来年1月16日に着工し、次回御柱祭前の2014年12月に完了させる予定だ。
(略)
大社によると、上社本宮の社殿は、1831年に立川和四郎2代目富昌によって棟上げされ、38年に落成。最古の四脚門は、1608年に徳川家康の寄進によって造られたという。
下諏訪町の下社秋宮と春宮は、国重要文化財7棟の銅板ぶきの屋根をふき替えている。秋宮の神楽殿は建立当時の柿(こけら)ぶきに、他の6棟は桧皮(ひわだ)ぶきに整備。昨年12月に竣工した。
【戦国時代】
花の慶次の舞台がキターーーーーー!
前にエントリーしたものの関連です。花の慶次のエピソード、前田利家VS佐々成政の戦いの現場にある山城の機能として、街道を封鎖するためだったというお話です。ありそうですね。
北國・富山新聞ホームページ
ソースURL: http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20121214104.htm
金沢市の調査で13日までに、市北東 部の富山県境域に位置する松根(まつね)城(戦国時代末)は、古道・小原(おはら)越 (ごえ)を戦時封鎖するために築かれた山城だったことが判明した。発掘では旧道を切断 するように堀を構築したことを確認。 越中の佐々勢が加賀の前田勢の侵入を防ぐため築城 したとみられる。戦国時代の城の機能を考える上で、全国に類例のない調査成果となった 。13日に開かれた市議会5常任委員会の総務委で市側が報告した。
松根城は、1584(天正12)年から1年間、徳川家康方の佐々成政勢が出城とし、切山(きりやま)城に構えた羽柴秀吉方の前田利家勢と対峙したとされる。ただ、これまでの調査では松根城と小原越の関係性を示す証拠がないと、専門家から指摘されていた。
そこで市は先月、松根城南端の大きな堀の周辺を発掘し、旧小原越とみられる道の跡を 2本確認できた。大きな堀は尾根線を通る旧小原越を切断するように、松根城の加賀側に 構築されていた。このことから、松根城は小原越の往来そのものを遮断し、加賀から越中 への侵入を防ぐ役割を持っていた可能性が高いことが分かった。
(略)
松根城のように防御の戦術として道を封鎖する例はなく、中近 世城館遺跡が専門の中井均滋賀県立大准教授は「初めて考古学的に検出した意義は大きい 」としている。世界初の「考古学犬」が登場したそうです。
イヌは嗅覚の受容体を人間のおよそ2億倍も持っている。
(略)
イヌは過去の臭いを嗅ぎ当てることができるだろうか。ドッグトレーニング協会「マルチナショナルK9」に所属するオーストラリアのゲイリー・ジャクソン(Gary Jackson)氏は、ミガルーという名前の黒いラブラドール・レトリバーの雑種を訓練して、数百年前の骨が埋まった場所を嗅ぎ当てることのできる世界初の”考古学犬”を世に送り出した。米ナショナル ジオグラフィック誌のアマンダ・フィーグルがジャクソン氏にインタビューした。
続きはソースからどうぞ。
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(ナショジオ)
ソースURL: http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20121211002&expand#titleしかし、
犬=骨が好き↓
地中に埋まった骨を掘り返す↓
犬喜ぶ↓
それを見た人間「うおおおお!この犬、発掘した!考古学犬だ!」という感じなのですが・・・・
今週は以上です!
今週も最後まで読んでいただきありがとうございました!
エントリー内のリンクの方法はついにわからず、またも目次はつくれませんでした(涙ではまた来週〜
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