歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

弥生人のビールジョッキ?ほか

石川県小松市八日市地方遺跡は、「ようかいちじかた」と変な読み方をすることで有名な(違うか?!)弥生遺跡です。
木の製品がたくさんでているところですね。魚の形をしたやつが有名ですが、スプーンって、なんでしょうね。
おかゆだったのでしょうか?

ずいぶんおおきいようなので、お祭りのときの道具ですかね。


八日市地方遺跡の出土木製品まるごと小松旅ナビより。右下が魚。色々ありますね。

時事通信

弥生時代のジョッキとスプーンを再現=石川県小松市〔地域〕

 石川県小松市で活動する「小松木工クラブ」の作品展が、このほど市役所エントランスホールで開催された。作品展は毎年秋に行われ、約10年続いている。今年の目玉は、弥生時代の遺跡出土品を模した珍しい木製のジョッキとスプーンだ。
 昨年6月、市内の八日市地方遺跡から出土した木製ジョッキとスプーンが、国の重要文化財に指定された。全国的な注目を集めたこともあり、同クラブでも昨年から試作品作りに着手。今回の作品展で初めてお披露目した。もの恐ろしげな能面や、細工が行き届いた円空仏などが並ぶ中、負けず劣らずの存在感を示した。
 出土した木製ジョッキは、祭りの時などに用いられていたとみられる。同クラブ事務局長の奈倉博さん(73)は「2000年以上前の技術としては高度。来てくれる人も、昔の美の形に驚いているようだ」と話す。
 いずれは商品化する構想もあり、実現すればジョッキとスプーンのセットで1万円前後になりそうだという。(2012/10/29-10:44)

  • 初代通圓座像の修復完了 京都・宇治の茶屋

ああ、宇治に行きたい。秋の京都行きたい。

京都新聞 10月30日(火)10時59分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121030-00000005-kyt-l26

 京都府宇治市宇治の老舗茶屋「通圓(えん)」に室町時代の禅僧・一休作と伝わる木像「初代通圓座像」の修復が完了し、29日に店内で披露された。着物の模様や彩色の一部が鮮やかになった。
 通圓は1160年に初代通圓が宇治橋東詰で橋守(はしもり)として商いを始めた。座像は高さ60センチ、幅30センチ、奥行き50センチで、ヒノキの寄せ木造り。7代目通圓と親交の深かった一休が1455年に制作したとされる。
 座像は狂言の演目「通圓」を舞う姿を表現しており、にこりと笑い、着物姿で右手に茶せん、左手に茶碗を持っている。550年余りにわたって「守り神」として店内に置かれ、訪れる客を出迎えてきたという。
 年月の経過で割れや汚れが目立ち、京都市右京区文化財修理会社「川面美術研究所」に依頼し、6月から初めての大規模修理が行われていた。修理を終え、これまで確認できなかったはかまの文様や唇の朱色がほのかに浮かび上がり、修繕した能舞台厨子(ずし)とともに店内に安置された。
 23代当主の通円亮太郎さん(66)は「店の宝物なので、これまで通りお客様に見ていただくとともに、後世に引き継いでいきたい」と話していた。

修復が完了し、着物のデザインや彩色が浮かび上がった初代通圓像と23代当主通円亮太郎さん(京都府宇治市宇治・通圓)

最終更新:10月30日(火)10時59分

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