歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

なんか裏があるのか?

茨城県潮来市が発掘調査の書類を偽造した市の職員と業者を刑事告発したというニュース。
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20121013ddlk08040092000c.html

間違えた様式を持ってきてから、面倒だから私が作ってしまいますよ、という親切心だけなら、刑事告発、停職3か月って重いような気もしますが、なんなんでしょうか。

毎日新聞 2012年10月13日 地方版

 潮来市は12日、埋蔵文化財発掘調査届け出書類の添付書類を偽造したとして、市人事財政課主幹の男性(40)を同日付で停職3カ月の懲戒処分とし、私文書偽造と同行使の疑いで男性と砂利採取業者1社を行方署に刑事告発したと発表した。

 市によると、男性は市教育委員会の中央公民館主幹だった10年7月、業者が提出した発掘調査届け出書に添付する承認書の様式が異なっていたため、契約書をコピーし、住所、氏名、印鑑部分を切り張りして正規の承諾書であるかのように偽造し、県教委に提出した。地権者の所有面積は500平方メートル。10年9月から11年6月まで作業が行われた。

 市は、当時の教育次長と公民館長ら3人を減給1割1カ月(当時)の懲戒処分、6人を訓告処分などとした。市長と教育長が給与の1割1カ月分を返納する。記者会見で松田千春市長は「再発防止に向けた管理体制を強化する」とコメントした。【岩本直紀】