門田隆将さんの新刊『汝、ふたつの故国に殉ず』を書評しました
大好きなノンフィクション作家、門田隆将さんの新刊『汝、ふたつの故国に殉ず』を読みました。
けっして戦前の日本がすばらしい、戻るべきだ、と賛美するわけではないのです
ほかのアジア諸国に比べると、当時としては比較的ましだったというだけかもしれません。
「他利と義」
いまも日本人の多くのひとには共有している価値観だと思います。
もちろん、行き過ぎると、電通の女性をはじめとする過労死問題などにもつながっているのですが。
主人公が叫んだ最期の言葉はなぜ日本語だったのか?
あきらかに中国本土が台湾はもちろん、沖縄までも触手を伸ばしている今、
トランプ新大統領が台湾との関係をタブーから現実の問題へ浮かばせた今、
日本人が台湾について振り返る必要がある今、
いろいろ考えさせられる作品です。
簡単な書評を武将ジャパンに寄稿しましたのでよろしければどうぞ。