桜島噴火の歴史とは。連載「ハザード今昔」を更新しました
8月18日、鹿児島県の桜島が噴火した。
今年500回目になるという今回の噴火は平時よりかなり大きく、昭和火口から噴き出した噴煙は上空5000メートルにまで到達。その規模は2000年以来の大きさだったという。
それでも鹿児島市民たちに慌てる様子はなかった。
もともと桜島はいつも煙を上げており、鹿児島市内に火山灰を降らせている。されど爆発的な大噴火には至っていない。もし、何らかの予兆があれば気象庁から発表が出されるだろうから、市民たちもいたずらに狼狽する必要はないとの判断であろう。
だからと言って、活火山を甘く見るのは危険である。
今を遡ること99年前の1914年(大正3年)、桜島は現在の小康状態からは想像もつかないほど大きな大正噴火を起こした。(続きは「ハザードラボ」で)