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歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

円山応挙の新発見のタイガー!!!!

 江戸中期の画家、まるやまおうきょさんの幻のタイガー絵「水呑虎図」が見つかりました。
西宮市大谷記念美術館HPより

甲子園の地元の同美術館の企画展「とら・トラ・虎」で6日から展示されます。
 前期:4月6日(土)〜 4月23日(火)
 後期:4月25日(木)〜 5月19日(日)

以下、同館の説明です。

 若冲・応挙・芦雪からタイガースまで、トラ大集合!

 現在、プロ野球阪神タイガースの本拠地として、また春・夏の全国高校野球選手権大会の会場として、広く全国に知られている甲子園球場が西宮の地に誕生したのは今から約90年前の1924(大正13)年です。

 阪神電気鉄道武庫川の支流であった枝川と申川を廃川とし河川敷跡を購入、大運動場が開設しました。この年の干支が「甲子」であったため、その一帯は「甲子園」と呼ばれ、野球場は「甲子園球場」と名付けられました。

 写真や当時のグラフィック資料など約150点を通して甲子園の歴史を振り返るとともに、甲子園をホームグラウンドとする阪神タイガースにちなみ「虎」に関する作品に焦点を当てた展覧会を開催いたします。

 江戸時代を代表する絵師・伊藤若冲円山応挙長沢芦雪らが描いた虎、長崎派による独特の表現で描かれた虎、自他共に認めるほど迫力のある虎を描いた岸駒や、動物表現を得意とした近代の画家・竹内栖鳳、虎を描かせれば日本一の呼び名の高い大橋翠石など、多くの画家達が描いた虎の絵画を展示いたします。日本画約60点で様々な虎の表現のおもしろさに迫ります。


 上の若冲の虎の絵も、後期から展示されるそうです。



江戸絵画入門―驚くべき奇才たちの時代 (別冊太陽 日本のこころ 150)
 虎図(上の本の表紙の右上など)で有名な応挙さんがすごいのは、農民出身だったのに、腕一本でのし上がったことです。


円山応挙「朝顔狗子図」ブログ「足立区綾瀬美術館ANNEX」さんより

 江戸時代は、がっちがっちに固定化された差別身分社会だと、かつて左系の歴史学者がアピールしてきましたが、ゆるゆるの部分もあるのが、日本文化のいいところです。

 兵庫県の西宮市大谷記念美術館は5日、江戸中期を代表する画家円山応挙の大作「水呑虎図」が85年ぶりに見つかったと明らかにした。「応挙が脂の乗っていた40代に描いた“幻の虎図”で、価値が高い発見」という。6日から同館で始まる「とら・トラ・虎」展に出品する。
 水辺で前方をにらみながら水を飲む虎を描いた絵は1782年作。縦96・5センチ、横141センチで掛け軸になっている。
 1928年に大阪美術倶楽部で売りに出た後、所在不明だった。今年、所有者から同館に連絡があり、署名などから「水呑虎図」と判断した。(大分合同新聞)