歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

これが本当の入社式!新人巫女さんたち神社へ参る


 東京都千代田区永田町にある日枝神社で、4月1日、「入社式」が行われました。山王さんの別名もある東京の鎮守です。
 (赤坂経済新聞より)

 この日、同神社には出仕や巫女(みこ)をはじめ、結婚式場「日枝あかさか」の職員7人が新たに入社。新入職員は毎月行われている朔旦祭(さくたんさい)の中で神前にて辞令が交付された後、入社式に出席。午後には神前での拝礼作法の稽古も行われた。

 出仕として入社した國學院大学神道学専攻科卒の松本直大さんは「このような由緒ある神社で奉仕させていただくことができてうれしい。至らない点もあるかと思うが、精いっぱいお勤めしていきたい」と意欲を見せる。

日枝神社の現在の神様は、大山咋(おおやまつみ)神。
神社の創始については諸説ありますが、川越氏の一族の江戸重長が江戸郷へ移った際、新日吉神社の荘園だった「河越荘」から新日吉山王宮の分霊を持ってきたのが始まりとされています。14世紀の室町時代にまでできていたのは確実です。700年オーバーの古社ですね。
山王祭りは江戸3大祭りのひとつです。

神社といえばこの本!(笑、自著です)

全国の一の宮を網羅する本を作るのは大変な労力だったことでしょう。最近、同じく「一の宮」を標榜する類書が出ましたが、だいぶ楽だったはずです(これも買ってしまいました)。その意味で、本書はパイオニア的役割を果たしたと言っていいのではないでしょうか。(アマゾンレビューより)

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