邪馬台国時代のWindowsが初めて見つかる!スターウォーズっぽいぞ #邪馬台国
岐阜県大垣市で、弥生末〜古墳時代前期(2〜3世紀)に作られた土器から、ぐるっと全面にわたり描かれた絵が見つかりました。
この時代の建物の窓の絵が見つかったのは初めてだそうです。
お墓(方形周溝墓)の溝から出てきたので、葬送のために使われたことが明白で、これまでの絵画土器は「農耕儀礼のため」という定説を覆す発見です。
大垣市教委がおととい(2013年2月27日)発表しました。
奈良の唐子・鍵遺跡でも絵画土器に高床式の登楼が描かれていましたが、今回描かれた2棟もいずれも高床式。特別なものなんですね。
ネットのニュースでは図が載っていなかったので、読売プレミアムの有料会員ページの絵を見ながら書いてみました。
ところが、大垣市のHPを確認したら、ばっちり発表資料が公開されていました(無駄骨・・・)土器の写真も大垣市HP。
左から2番目の回転させた「コの字」みたいなのは、魔除けで、「辟邪視文(へきじゃしもん)」という中2的な名前を持っています。
これは、近畿ではなく、東海で見られるものなので、クナ国(邪馬台国のライバル)東海説からすると、岐阜県はクナ対邪馬台の最前線だったのでしょうか。胸熱です。
絵柄もスターウォーズ帝国の逆襲。帝国軍(邪馬台国)のウォーカーが同盟軍(クナ国)を襲う図のようにも見えてきて。。。
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墳丘規模は約 9.5 × 8 mと推定され、周溝の幅は 1.0 〜 1.3 m、深さは
0.3 〜 0.8 mです。絵画土器は、周溝の底部から 10cm ほど上で潰れた状態で出土しました。(発表資料より)
大垣市歴史民俗資料館で3月2日から公開するそうです。
http://www.og-bunka.or.jp/guide/rekimin/index.html
恒例のコメント集です(ひとり分ですが)
古代の死生観に詳しい同志社大学の辰巳和弘元教授は、「古代人の心象風景が描かれた土器と考えられ、当時の人々の死生観を知ることができる第一級の資料だ」と話しています。(NHK)
土器を分析した同志社大学の辰巳和弘元教授(67)によると、高床式の建物は、装飾や窓があることから、死者の住む異世界の空間を表している。イヌが地霊を象徴するシカを追っていることから、死者のために永遠の空間を確保するという意味を込めたとみられる。
亡くなった人の魂が死後の世界に無事再生することを願ったものと考えられ、辰巳元教授は「古代人の死生観を知る上で第一級の資料だ」としている。(岐阜新聞)