歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

世捨て人のススメ。徒然草に学ぶ後悔しない人生の方法を取り入れる

 断捨離の元祖、「徒然草吉田兼好に生き方を学ぶアイデア本です。
 50代以上対象となっていますが、ノマドブームなど、世捨て人的な生き方は、年代関係なく通じる考えです。
 イケダハヤトVSやまもといちろうバトルを(楽しく)みていると、イケダ氏は徒然草読んだほうがいいんじゃないかなと思いました。達観という技術をマスターするには徒然草です!
 
 また、はてブで話題になっていた「汚名挽回」という言い方は間違っている、とする主張の根拠が分からない-こりゃ、ほたえなというエントリーをみて、そうだよなぁと感じていたときにこの本を読んでみて、

日本語の乱れが気になりだしたら・・・老化に注意?!

 との記述が!
 たしかに老若男女、日本人は頭が老化しているって感じはしますねぇ。

 ↑ソフィア文庫は表紙もきれいですし、読みやすくていいですよね。
 あっ、紹介するのは、こちらでした↓

またも、三笠書房ですが、ステマではないです笑
例の地図で読む日本の古代史―90分でわかる!「日本と日本人」の始まり (知的生きかた文庫)を買ったときに隣にあったからです。
関連エントリー

ざっと、各章の気になる見出しをまとめました。ブクペにも短縮版を載せています。

1章 50代からの生き方が格段にうまくなる章

  • 理想の生き方を見つける「吉田兼好」の技
  • 世捨て人の目でみると、世の中、わかることがある
  • 楽しいか、どうかを判断基準にする
  • 遊びとしての勉強をはじめる
  • 50代にあった教養を身につける
  • 上手にあきらめると、人生楽になる
  • お金は生きている時に使い切るのがいい
  • 持たない幸せを味わってみよう
  • 一つ手に入れたら、一つ捨てる
  • ムダなものを捨てるのが上手な生き方の基本

2章 「心の掃除」「心の贅沢」が上手になる章

  • まず「人に頼らない、期待しない」
  • ムダな心配は一切やめる
  • 人生後半「十分に満足して生きる」方法
  • 足を知るの愉しみ方
  • ムダに、「食べない、着ない、持たない」
  • 一つのことを両面から考える
  • 逆から読む、逆から考える
  • 「品のいいスケベ」になる
  • 女は好きだが、女狂いはせず

3章 50代ならではの「頭の使い方」ができる章

  • 教養はさりげなく見せる
  • 人前で話すときは、大勢の中の一人に対して話す
  • 男の老化現象は話し方でわかる=自分のことを話したがる
  • アテは外れる。だから人生は面白い
  • 人生の時間配分を変えると、若返る
  • 人生の価値は読んだ本の量で決まる

4章 世の中、時代の変化とそつなく折り合える章

  • どうでもいいことに惑わされない
  • 健全な批判精神を持つ
  • 思い出とは「つかず離れず」でつきあう
  • 過去は忘れるのではなくしまうもの
  • なにごとも「すぐ判断しない」「すぐ決めつけない」
  • 日本語の乱れが気になりだしたら・・・老化に注意?!
  • 「いいものはいい」という基準で今を見る

5章 人間関係の「困った!」がなくなる章

  • 50代からは伴侶を「友」とするのがいちばん
  • 必要なのは「友人」より「同志」
  • この年になってから、「友」は探すだけムダ
  • 旧友は暇つぶしの士と割り切ろう