田園都市線は高速道路になるはずだった
首都圏人以外には、
「田園都市線? どんだけ田舎な電車だよ? もしかしてSL?」
と誤解させてやまない路線である。
ふつう、この響きからして、むしろ東京界隈で一番おしゃれなタウンが並んでいるなどと、お釈迦さまでもわかるまい。
「たまプラーザ」駅とか、ふざけているでしょ。でも、ここ高級住宅街なんですよね〜。
こんな田園都市線には、実は渋谷から江ノ島までを結ぶ高速道路の計画があったんだそうです。
電車でなくて高速道だったら、渋滞は緩和されたでしょうけど、おしゃれタウンにはなっていなかったでしょう。
日経新聞がその歴史秘話を取材しています。
渋谷、二子玉川、たまプラーザなど、東京都南西部から神奈川県北部を走り抜ける東急田園都市線。沿線には人気住宅地が広がり、首都圏でも屈指の混雑路線となっている。この田園都市線、ルーツをたどっていくと、もとは道路計画だったという。「多摩田園都市」の秘めた歴史を探った。
(略)
しかし、実は田園都市線には知られざる前史がある。当初は鉄道ではなく、道路を目指していたというのだ。どういうことか。「国道の謎」(祥伝社)などの著書がある国道研究家、松波成行さんに聞いた。
(以下略)
へえ、でした。