【画像あり】戦国時代の天才画家、長谷川等伯とはどんな人物か?小説界に歴史ブームが来るーーーーー?直木賞、本屋大賞に歴史小説続々
直木賞・芥川賞では、最若年+最高齢の受賞で話題となりましたが、じつは
直木賞にはもう一人受賞者がいて、その作品は安部龍太郎さんの「等伯」。
戦国末の絵師、長谷川等伯(とうはく、1539〜1610)を主人公にした歴史小説が選ばれています。
直木賞にはもう一人受賞者がいて、その作品は安部龍太郎さんの「等伯」。
戦国末の絵師、長谷川等伯(とうはく、1539〜1610)を主人公にした歴史小説が選ばれています。
能登国(石川県七尾市)に生まれた等伯は、七尾城主の畠山家の家臣の子でしたが、染色業者であった長谷川宗清(道浄)の養子となったとみられています。
つまり武士から絵師になったのです。
七尾時代の代表作は同市の龍門寺にある「達磨図」です。
= 七尾商工会議所
30歳くらいで能登を去って京都にのぼり、例の有名な
「武田信玄像」を描きます。
もしかしたら等伯というと、信玄を描いた人というのが一般的なイメージかもしれません。
ところが、この図は信玄ではなく、元のお殿様畠山氏を描いたものというのが研究者の間では定説となっています。
その後、京都で活躍した等伯は、狩野永徳と絵画界の双璧となりました。
その最高峰が水墨画を日本化した「松林図屏風」(東京国立博物館蔵、国宝)です。
「雪舟五代」を自称した等伯がなしえた最高傑作です。
ただ、等伯は、長谷川派を結成しますが大きな画派としては残りませんでした。
狩野永徳と比べて組織作りやマネジメント力では一歩及ばなかったのです。
昨日(2013年1月21日)発表された2013本屋大賞のノミネートでも、歴史ものが2本入っていますね。
歴史ニュース界にも明るいニュースです。