歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

奈良の大仏と鎌倉の大仏どっちが古い?

まあ、古ければ偉いってわけではありませんが。
奈良の大仏と鎌倉の大仏はどちらが古いでしょう?

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photo by luckypines



東大寺は、奈良時代を切り開いた聖武天皇がたてたもの。
一方、鎌倉は鎌倉幕府源頼朝



当然、奈良の大仏が古いと考えがちですが、じつは「全体として」鎌倉の大仏の古いのです。

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photo by peterhut

「全体として」というのは、一部ごく一部だけ奈良の大仏にも、奈良時代のパーツが残っているからなのですが、全体として今日のわたしたちがみる奈良の大仏さまは、胴体は室町時代、頭は江戸時代に再建された新旧ハイブリッド仏像なのです。

なお初代を燃やしたのは、平家(平重衡=清盛の五男)。

二代目を燃やしたのは、戦国武将の松永久秀


奈良の大仏の正式名称は、盧遮那仏(るしゃなぶつ)といいます。

聖武天皇が盧遮那仏と出会ったのは、反乱が起きて都を遷都しまくった「へたれ」時代だったのですが、盧遮那仏との出合いで、帝王として目覚めるのです。

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このお話は結構面白いです。
恵美嘉樹の考えでは、聖武天皇は、「20世紀少年」のように「友達教」にはまったのです。この話もまたいずれ・・・

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