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歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

青森のりんご高校へのレクエイム。アダムとイブが食べた禁断の果実はリンゴではなかった

世界史

青森の高校にある日本で唯一の「りんご科」が2019年に閉口するそうです。
読売新聞教育
青森県発表文

リンゴの歴史を知れば、世界史がわかります。
一番有名なリンゴは、アダムとイブのリンゴでしょう(ニュートンのリンゴという人もいるかもしれませんが、それは置いておいて)

旧約聖書というのは、今、戦国時代真っ盛りのイスラエルやシリアなどの地域で、うまれた物語です。
ということは、当然ながら、そこに生えている果実を、アダムとイブは食べてしまったはずですが、
実はもともと、中東にはリンゴはありません。

リンゴは、寒冷地に生える果物で、最低気温は零下でも耐えられるのですが、最高気温は20度代前半ではないと駄目なのです。
つまり、熱い中東には存在できません。

じゃあ、アダムとイブが食べたのは、なんなのさ?
というと、アンズが正解。


ふーん。
じゃあ、なんでリンゴを食べたことになっているのさ?

いい質問ですね。
それが世界史が分かるといった理由です。

リンゴは寒冷地の果物で、今で言うヨーロッパが原産地(正確には黒海の周辺)です。ヨーロッパでは、4000年前のスイスで湖上の民族が栽培していた例があり、当時のリンゴは大きいものでも3センチくらいだったそうです。

写真はここから

 
リンゴはもともと異民族のガリア人にとっての聖なるものでした。それが、人類(西半分)の文明が、中東ー>ギリシアー>ローマと重心が西へ西へといくうちに、聖なる果実の代名詞も、ヨーロッパのものに置き換わったと考えられるのです。

アダムとイブの話(創世記)をもう一度見てみると、禁断の木の実がなる「知識の木」は「tappuah」とあります。これは、当時のパレスチナにあった黄金の聖なる実、アンズだったというのが真実だと、西洋の知識人の間では考えられています。

で、リンゴで世界史は分かりましたが、実は、リンゴで日本の幕末史がわかるのです。


というわけで、
「日本で初めて西洋リンゴを栽培した殿様はだれか」に続きます。(たぶん)


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