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歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

縄文・弥生混血説が、現在の日本人の遺伝子解析によって証明されました。

 アイヌと沖縄の人はより縄文人の遺伝子を引き継いでいて、本州の人は朝鮮半島の人に近いという内容です。
 常識といえる「混血説」がまた裏付けられたということになります。
 ただ、嫌韓ネトウヨの人たちは、日本と韓国が同根ということに憤慨しているようです(苦笑)。

縄文人と「弥生人」―古人骨の事件簿

縄文人と「弥生人」―古人骨の事件簿

 ただ×2、一つ重大な間違いが各新聞の報道にあります。

 ちょっと重箱の隅をつつくようですが、

 縄文・弥生混血説が、現在の日本人の遺伝子解析によって証明されました。

ではなく、

 縄文人・渡来人混血説が、現在の日本人の遺伝子解析によって証明されました。が正しいのです。

正解は
弥生人縄文人×渡来した半島人
です。

渡来した半島人が持ち込んだものだけが弥生文化を構成しているわけではないからです。

弥生文化というと、代表的なものに、
1稲作農業
2銅鐸、銅矛
3弥生式土器

 稲作はもちろん半島というより大陸文化ですが、銅鐸や銅矛は、オリジンは大陸(中国北方)にあります。
 が、お祭りの道具としての銅鐸のデザインには、縄文の文様が取り入れられています。お祭りの道具にデザインを取り入れたということは、当然、お祭りの中心的な要素に縄文文化が残ったことを意味します。

 弥生式土器も、半島の「無文式土器」と呼ばれるつるっとした装飾性のない単なる道具、と比べて、明らかに縄文土器のデザインが含まれています。
 弥生人=我々の祖先は、縄文と大陸のハイブリッドであったわけです。ネトウヨの人も、これで安心ですね笑


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縄文・弥生混血説を裏付け 日本人の遺伝子解析
- 中国新聞ソースURL: http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201211010088.html

 日本列島の先住民である縄文人と、朝鮮半島から渡ってきた弥生人とが混血を繰り返して現在の日本人になったとする「混血説」を裏付ける遺伝子解析の結果を、総合研究大学院大(神奈川県)などのチームがまとめ、日本人類遺伝学会が編集する1日付の国際専門誌電子版に発表した。
 これまでも同様の研究結果はあったが、今回は1人当たり最大約90万カ所のDNA変異を解析し、結果の信頼性は非常に高いとしている。
 チームはこれまで公開されている本土出身者(主に関東居住者)、中国人、欧米人など約460人分のDNAデータに、アイヌ民族と沖縄出身者の計71人分を新たに加えて解析した。その結果、アイヌ民族と遺伝的に最も近いのは沖縄出身者で、次が本土出身者と判明した。本土出身者は韓国人とも近かった。
 この結果は、日本人全般が縄文人の遺伝子を受け継いでいる一方、本土出身者は弥生人との混血の度合いが大きく、混血しながら北海道や沖縄方面に広がっていったと解釈できるという。
 日本人の起源は縄文人がそのまま各地の環境に適応した「変形説」、縄文人弥生人が追い出して定着した「人種置換説」も知られているが、総研大の教授(遺伝学)は「研究結果は混血説のシナリオに一致した」と説明している。
 (略)



アイヌ民族のDNA、関東よりも沖縄の人と近い :
YOMIURI ONLINE(読売新聞)ソースURL: http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121101-OYT1T00022.htm?from=y10

 北海道のアイヌ民族は地理的に近い関東よりも、沖縄の人たちと遺伝的に近いことがDNA解析から証明されたとする研究成果を、東京大学国立遺伝学研究所などで作る「日本列島人類集団遺伝学コンソーシアム」がまとめた。
 北海道と沖縄では、日本列島に古くから住んでいた縄文人と渡来の弥生人の混血が一部にとどまり、縄文系の人々が残ったとする「二重構造説」を裏付ける成果という。1日付の日本人類遺伝学会誌(電子版)に発表する。
 研究チームはアイヌ民族36人と、3世代以上続く沖縄出身者35人の遺伝情報を詳細に調べた。DNAのわずか1文字(1塩基)の違い「SNP(スニップ)」を約60万か所にわたって分析。すでにデータとしてそろっている関東に住む243人と比較し、アイヌ民族は沖縄出身者により近いことを確認した。こうした傾向はこれまでも示されていたが、データが少なく結論は出ていなかった。

アイヌ民族と沖縄の人、遺伝的な特徴に共通点 -
朝日新聞デジタル文化ソースURL: http://www.asahi.com/culture/update/1101/TKY201210310836.html

 【波多野陽】北海道のアイヌ民族と沖縄の人たちは、遺伝的な特徴が似ていることが、国立遺伝学研究所などの解析でわかった。本州、九州などでは、縄文人と大陸から来た弥生人との混血がより進んだが、南北に離れた地域では縄文系の遺伝的特徴が多く残ったようだ。縄文人弥生人の混血が日本人の起源とする説を、遺伝子レベルで裏付ける成果という。
 遺伝研と東京大などは、DNAの中の1カ所の塩基だけが変異したSNP(スニップ)の特徴が、民族や地域などで違うことに着目。日本の本州などの人243人、アイヌ民族36人、沖縄の人35人と、中国人(北京の漢民族)などとSNP約90万カ所を比較した。アイヌ民族のDNAは約30年前に保存されていたものを分析した。


日本人:アイヌ琉球人と近縁 DNA配列の解析で判明−
毎日jp(毎日新聞)ソースURL: http://mainichi.jp/select/news/20121101k0000m040086000c.html

 日本列島に住むヒトの集団の中では、北海道のアイヌは本土日本人よりも沖縄(琉球)人と近縁性が高いことを、総合研究大学院大学の斎藤成也教授らのチームがDNA配列の個人差を大規模解析して突き止めたと発表した。チームは最初に日本列島に移住していた縄文人弥生時代に来た渡来人が混血を繰り返して現在の本土日本人が生まれ、北海道と沖縄の集団は渡来人の影響をほとんど受けなかったとする学説を裏付ける成果と主張。1日付の日本人類遺伝学会の英文誌電子版に掲載される。
 日本に招かれたドイツの病理学者ベルツが1911年、アイヌ琉球人には身体的な共通点があることを指摘し、現在も議論が続いている。
 チームは東京大学のグループが80年代に北海道平取町アイヌから提供を受けた血液36人分や、沖縄で採取された琉球人の血液35人分に含まれるDNAを分析。すでに公開されている本土日本人243人のDNAのデータと合わせ、配列の個人差を1人あたり60万カ所程度比較した。その結果、アイヌと遺伝的に最も近いのは琉球人で、本土日本人はアイヌより琉球人や韓国人と近いことが分かったという。【斎藤広子】
毎日新聞 2012年10月31日 21時46分(最終更新 10月31日 22時10分)