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歴史ニュースウォーカー

歴史作家の恵美嘉樹が歴史のニュースや本の世界を歩く記録です

飛鳥寺の中金堂の礎石が葛城産と判明したそうです。

読売新聞奈良(WEB)の16日付けにありました。(記事はもう消えていますが、グーグルで「飛鳥寺 金堂 葛城」でキャッシュから読めます)
タイトルには、

馬子「蘇我氏の本拠」日本書紀の記述裏付け?

とあります。

記事は飛鳥寺の礎石が奈良と大阪の県境にある二上山で有名な葛城山系の石だったことが、橿原考古学研究所の奥田尚共同研究員(地質岩石学)の調査でわかったというものです。

さらに記事は飛鳥の石を使わないで「わざわざ約15キロも離れた山から石を持ち込んでいたことになる。」として、飛鳥寺の建立を本願した蘇我馬子が「葛城が蘇我氏の本拠」だからわざわざ持ってきたというストーリーとなっています。

なんだかなあ

邪馬台国関連をはじめ関西発の考古ニュースには、我田引水な話が多いですね。

九州・阿蘇のピンク石というのがありますが、この石を使った大王墓は、真の継体天皇墓(大阪・今城塚古墳)と真の推古天皇の墓(奈良・植山古墳)があります。


このニュースのロジックからすると、継体や推古のふるさとは九州出身ということになりますね。
うん?ということは推古の母は蘇我氏だから蘇我氏の祖先も九州?w


最近はすっかりとんでもの世界に没入している九州王朝説の古田武彦氏あたりが小躍りして喜びそうです。

あと飛鳥時代の石棺の多くは二上山産ですよね。そうすると、蘇我氏だけでなく、大王もそのほかの有力豪族もみな葛城出身ということでもいけますね。