正法眼蔵を読み切った!初ウソ
日本の誇る禅の求道者、道元(1200〜1253年)の「正法眼蔵」(しょうぼうげんぞう)を読みたい読みたいと思っていました。(そういう人は多いでしょう)
でも、90巻もある段階で、無理と「悟って」いました。(そういう人も多いでしょう)
という人に、気軽に電車で読める道元の言葉+解説が文庫ででました。
境野勝悟『道元「禅」の言葉』(571円+税、三笠書房)[2009001]
道元「禅」の言葉―ゆっくり読む、ゆっくり生きる (知的生きかた文庫)
- 作者: 境野勝悟
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2008/11/20
- メディア: ペーパーバック
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変化を恐れない
――人物身心の無常なるこれ仏性なり<仏性>
などと言葉の現代語訳と原文が右ページにどかんと大きい字で2行のっていて、左ページにその解説、というスタイルです。それが計100項目あります。
マーフィーの法則を出している「知的生きかた文庫」だけにちょっと軽目な現代語訳ちですが、中身は道元ですから。
それにとっかかりで分からないと、真理に近づきようがない。
不景気だからこそ、ふと立ち止まって人生ほど見つめてみたい、という人にお勧めです。