旧石器
長崎県佐世保市の洞窟(福井洞窟)から、約1万8千年前、つまり縄文時代の前の氷河期を生きていた旧石器人たちが、石を敷いて床を設置し、火をたく場所を固定=「炉」までも置いていたことが分かりました。市教委がおととい(2012年12月18日)発表しました。…
英科学雑誌「Nature」(英語)によると、南アフリカのピナクルポイント(Pinnacle Point)洞窟で、約7万1000年前の地層から、細石器(さいせっき、bladelets)と呼ばれる、木や骨の先端にいくつかはめ込んで、投げ槍のやじりやナイフのように使う石器が…
毎週水曜日の読売新聞では、文化面で歴史を特集していますね。 きょうは、滅亡した旧人ネアンデルタール人と新人がどのように入れ替わったかという、「人類」はいかに選択されたのかというお話についての寄稿論文(ネット掲載なし)です。歌うネアンデルター…
1万年を越える古い人骨は、日本列島ではほとんど沖縄からしか出ていません。 縄文時代の人骨は、全国でも非常にたくさん見つかっているのですが、それは貝塚に遺体が残飯(貝殻)とともに捨てられていたから。貝殻はアルカリ性なので、骨が残るのです。一方…
今年最大の歴史ニュースではないでしょうか?福井県の三方五湖で、年輪のように毎年積み重なってきた堆積物が5万年分の「物差し」となりました。 炭素14年代測定で使える基準がこれまでの1万数千年から一気に5万年にまで伸びたのです。 名古屋大などが…
新しい旧石器研究の出発点・野川遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)作者: 小田静夫出版社/メーカー: 新泉社発売日: 2009/12メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見る だが、この本(小田静夫『新しい旧石器研究の出発点 野川遺跡』新泉…